あるヒトが再々婚していて安心しました

去年の12月以降、まじめにポイント稼ぎに励んでいたのであまりネットを徘徊していませんでした。そうは言っても、一日2時間くらいはダラダラ見ているのですが、私としてはかなり少ないほうです。

さて、私は父ちゃん譲りの趣味としてクラシック音楽が好きです。小さいときに父がかけるレコードを聞いているうちに自然と好きになりました。

でも、音楽が大好きかというとちょっと疑問です。べつに毎日聞かなくても平気ですし、たまに聞いても30分くらいが限度です。基本的に無音状態が落ち着きます。

それでも、あるピアニストB氏だけはかなり気に入っています。6年前にDVDを観て突然好きになったのですが、1931年生まれのひとなのでもう引退していました。イギリス在住のピアニストで引退前はひんぱんに日本公演にも来ていたのに、そのころ私はまったく知らなかったのです。

まあ、CDは山ほどあるので聴く分にはなにも困りません。このヒトのCDだけでも150枚くらいあってほとんど聴けていません。ほかにも聴いていないCDはたくさんあります。ちなみに、聞いていない未聴CDの山のことを「ミチョモランマ」と言いますが、これってクラオタ語なのでしょうか?

ここしばらくそのピアニストB氏の情報を全然見ていなかったので久々に検索したところ、たまたまYouTubeがヒットしました。ドイツ語なのでチンプンカンプンですが、どうやらクラシックのなんとか賞というヤツの授賞式の動画のようです。

B氏はもう86才です。去年のいつだかにB氏の画像を探していたら車いす姿のものもあったので心配だったのですが、このYouTubeは去年10月のもの。しかしB氏は階段のところではスタッフに支えられながらも、スピーチのときはひとりで立っていました。をを、よくぞお元気で!と感動しきりの私。

B氏はそのスピーチの最後のほうで、ユーモアたっぷりになにかひと言、すると会場の笑い声とともになぜかカメラはある女性をアップ。この女性はB氏がステージに上がる前からB氏の隣にいたひとです。六十代くらいの女性ですが、知的なまなざしが印象的でまだまだ美しい。ダレですか? このひと!

スピーチが終わるとB氏はゆっくりと舞台の袖に消えていきましたが、カメラは最後にまたまたあの女性をどアップ。う~ん、これはきっと……と色めき立って検索したら、すんなりわかりました。あの女性はB氏の三番目の奥さんでした。

そうか! 再々婚していたんだ! よかったよかったと私はホントに安心しました。というのも、B氏が70代後半のとき、当時の奥さんが浮気をして家を出て行ってしまったからです。しかも浮気相手はB氏の友人で高名な学者でした。

こんなこと、日本語はもちろん英語、ドイツ語のウィキペディアにものっていません。なんでそんなことがわかったのかというと、その二番目の奥さんの名前で検索すると、ある男性の画像が大量に出てきたからです。この男性、まるっきり関係ありませんが、精神科医の春日武彦に似ています。ダレ? この春日似のおっさんは? と思って調べているとこの春日サンがB氏の友人でB氏と同い年。そしてB氏の二番目の奥さんと同棲後結婚、だのに春日サンは2013年2月に亡くなっているとわかりました。

ああなんということ! B氏は世界的に有名な巨匠だというのに、なんだってこんなスキャンダラスな事態になってしまったんでしょう!

でも、待てよ、これはチャンスだ! いまB氏は独身じゃないか。私はグーグルマップでB氏の自宅周辺を調べ上げていますし、散歩する公園も突き止めてあります。その公園で野宿をしてゲイに襲われかけたにいちゃんがいることもわかっています。

そこで私は猛然と英語の勉強をはじめたのですが、半年たっても中一レベルがやっとというありさまだったので、泣く泣くあきらめました。

でもよかった! 私がロンドンに行かなくても、B氏はちゃんと再々婚できたんですね。めでたしめでたし。去年の授賞式の動画であんなに奥さんを映しているからまだ新婚なのかもしれません。

あとで見つけた画像にも、B氏が奥さんの肩を抱き寄せて満面の笑みを浮かべていました。このヒトねえ、昔現役だったころの写真っていかにも芸術家然としていて、そりゃもう厳格、深淵なポートレートばっかりだったんですが、なんですか、もういたってふつうの好々爺じゃんw ふふ、でもとっても楽しそうでしあわせそう。よかったなあ……