仕事を楽しいものに変える|セミナー「仕事への向き合い方を考える」その1

そもそも「仕事に費やす時間」というのは膨大なものです。一日8時間、週5日働くとすれば、一週間40時間も仕事に取られます。通勤にかかる時間もバカになりません。

セミナー「仕事への向き合い方を考える」のはじめに、まずカウンセラー先生が言われたのは、「自己肯定感アップのために好きなことをしましょうとか、自信を付けるために好きなことを、魅力アップのために好きなことをといつも話しています。でもいくら週末に好きなことをしても、平日仕事でネガティブになってしまったら、結局それが帳消しになってしまうんですよ。単純に時間だけで比較できませんが、それでも仕事に費やす時間はホント長時間ですから。だから、仕事との向き合い方を考える必要があるんです」

先生「仕事のなかに、楽しいなあとかワクワクする要素を見つけられないと、ものすごく精神的な負荷、ストレスになってしまいます」

ああ、やっぱり仕事に対しても「楽しいかどうか」がカギになるんですね。ふふ、ガマンはもってのほかですね。

先生「どう仕事に向き合うか?というのは、じゃあ自分はいったい仕事をどのようにやりたいのか?ということなんですが、それはまず、次のふたつで考えることができます。

・好きなことを仕事にしたほうがいい。
・好きなことこそ仕事にしないほうがいい。

みなさん、自分はどちらですか? もちろん正解はありません。
好きなことを仕事にしたって苦手な部分は出てきます。事務や接客が苦手だったらたとえばアウトソーシングとかの工夫が必要ですね。
もし仕事≠好きなことならば、その仕事に好きな要素をぶち込む必要があります」

「また、天職と適職というのも似たような考え方です。ライフワークとライスワークというなかなかウマい表現もありますね。天職=ライフワーク、適職=ライスワークです。いきなりライフワークでは食えないから、ライスワークでライフワークを支えます。」

「わかりやすい例では、芸人さんが下積み時代にバイトをしながら芸を磨いて、だんだんそのバランスをくずしていくような場合。サラリーマンだったら、週末起業ですね。ライフワークを土日にやっていって将来メドが立ったら会社を辞めるとかです。こういうのはライフワークがお金になる場合です」

「ところが、ライフワークが全然お金にならない場合もあるんです。お金にならない趣味だったり、ボランティアが生きがいとかいうヒト。こういうヒトたちは適職がしんどいか?というとそうでもないんですよね。
ライフワークを支えるのが適職なので、ライフワークが充実すると適職も充実するという相乗効果があるんです。趣味を楽しめれば楽しめるほど、適職も楽しくなってくるんです。なぜでしょう? それは適職に感謝できるからなんです。こんなに趣味を楽しめるのはふだんの仕事のおかげじゃないというハナシになるからです」

「おもしろいことにココがつながっている場合もあるんです。だいたいボランティア系はお金にならないのですが、それでもボランティアが大好きなひともいる。ある公務員のひとはボランティアであちこち行くのがとても好きなのですが、公務員という立場だとボランティア情報を手に入れやすいんです。つまりライスワークがライフワークを支えてくれるという場合もあるんです」

「いろいろな例をいくつかあげましたが、仕事との向き合い方というのは、自分はどういう風なスタイルで行きたいのか?ということになります」

私は、こういう切り口で仕事を考えたことがなかったのでとても新鮮でした。ただ自分の場合を振り返ると……かなり苦々しい思いがありますね。私は長い間親の価値観にガチガチにとらわれていました。親の決めた中学・高校へ進学し、親の決めた会社へ就職しました。自分がやりたかった職業もありましたが、その職も「親にとって価値のある職業」でした。

じゃあ、まっさら白紙に戻したらいったい私はどうしたいのだろう? そもそも私が好きなことってなんだろう? なんか悶絶しそうなんでちょっと保留。

あ、でも親が決めた就職先であっても、ちょうど先生の例に当てはまる時期はありました。「趣味が楽しくて適職も充実する」ってヤツです。そのころは山登りが楽しくて全国あちこちに行っていました。給料はほとんど全部交通費に消えていましたね。毎月10万以上は新幹線や飛行機。いったん給料が通帳に入るのがもうメンドくさくて、いっそJRに直接払っとくんなはれ~とよく思っていました。

先生「けれども、どんなスタイルを取ったとしても絶対に必要なものがあります。それは、仕事を楽しむということがどのくらいできるか? どう楽しいものに変えられるか?ということです」

「仕事に費やす時間を計算してみてください。一年で何時間? それが五年、十年です。もしそこにネガティブな要素があるとすれば、そのストレスはどうやって解消されるのか? どれほど自分のなかに蓄積されていくのか? これを考えるのは自分のためでもあり、パートナー、家族のためでもあるのです」

う~ん、印象的だったのは「どう楽しいものに変えられるか?」というところですね。やはり「変える」ものなんです。積極的に主体的に「自分が楽しいものに変える」。尊敬している先生にバシッと宣言されると、たいへん重みを持って自分のなかに浸透していきますね。

※セミナーレポートは明日に続きます。