仕事を通じて学んだことは?成長したことは?|セミナー「仕事への向き合い方を考える」その5

※セミナー「仕事への向き合い方を考える」その1はこちらです。

先生「では、次のワークにいきます。『今まであなたが仕事を通じて学んできたことは?成長したと思うポイントは?』です。ま、今の仕事でなくてもいいです。今までいろんな仕事を体験されたかたは、その仕事を通じて自分がどう成長していったか? 学校を卒業して就職して、さあ何年ですか? うん、今日はけっこう長めかもしれません(笑) 仕事というものを通じて、みなさんがどんな成長をとげてきたでしょうか? どんなことを学んできたでしょうか?」

「ま、コレ、仕事と向き合うときはね、最低でも100個ぐらいは見つけようねというハナシをするんです。今日は時間がないのでせめて5個を目標に、はい、3分考えてください」

え? 本格的に考えるんなら100個?!とびっくりした私。そうだよね、「向き合う」んだものね。でもいますぐにはできそうもないな。と、もはや逃げ腰になりながら考え始めましたが、このワークはすごくイヤな思いが出てきました。

パッと考えて「自分が成長した」と思えるものが全然出てこないんです。まず最初に「だってさあ、そもそも成長できるような仕事についたことがないもんな」という自虐的な思いが噴出。自分が長年やってきたハンコ押しとかあて名書きとか、へ?あんなモンでなんか成長ってあるの?

じつは、後日このイヤな感情の理由がいろいろとわかってきたのですが、セミナーの最中はちっともわからずとりあえずひねり出したのが次の3つです。

・ほぼきちんと事務ができるようになった。
・挨拶程度の人付き合いができるようになった。
・ガマン強くなった。

そしてさっきの3人でシェア。キャリアウーマンさんはやっぱりスゴくて「責任を引き受けることの大事さを知った。他人の喜びが自分の喜びになるという一体感を家族以外の関係で知った。自分が自分の人生のなかで主役だということを知った」とのこと。

私は「スゴいですねえ」と言ったものの、内心クソおもしろくなくて劣等感まみれ。ただこのキャリアさんはべつに自慢気なところはまったくなくて、誠実に仕事をこなしているうちにこんな風になったという感じ。いいなあ、うらやましいな。

ここで先生のお話です。
「前のワーク『仕事が与えてくれる喜びは?意義は?』と今のワークは、意識的にポジティブな面を見ていくんですが、まあこれね、『成長していない』とか思ったりするのは、いつものクセですよね。だから、自分のいいところ悪いところが見えないとなかなか難しいけど、けっこうね、知らないうちに磨かれたり鍛えられたりしていることが多いんです。でも、そういう自分の価値って意外とわからないんですよね

「たとえば、長年銀行に勤めていたひとがいて、ずっと窓口をやっていたんですよ。で、銀行員って転職してほかの会社に行くとけっこう喜ばれるんですよね。それでそのひとは、再就職してから経理に配属されたら、びっくりするぐらい評価が高かったんです」

「そのひと、自分では信用金庫の窓際だと思っていたんだけど、そこでずっと数字見ながらいろいろ窓口業務やっていたので、金融系のスキルっていうのが非常に強かったんでしょうね。で、その再就職した経理部で、一ヵ月くらいたったらなんかエース級に祭り上げられてむしろ困ったそうです」

「でも、そういうことって意外と多いんです。それに、そういう環境に置かないと自分がそれだけスキルがあるというのもわからないんですよね。もちろん周りと比べたら意味がないですよ」

「そういうような話ってけっこういっぱいあって、たとえば僕らの業界もね、やっぱり営業やってた人間というのは強いんですよ。カウンセラーとかコーチングとかコンサルとかで、そこへ元営業マンというヒトが入ってくるとけっこう強いんです。まあ、要は自分で稼いできたもんですからそれだけお客さんの取りかたを知っているんですね。でも、本人はもう営業がイヤでイヤでしょうがないとコボすんです」

「だと思うと、いま僕らはネットで集客している人が多いんですが、そうするとたまに、編集の仕事やってましたみたいなヒトがいて、超絶文章がウマいわけですよ。ウマいし簡潔だしスゴい文を書く。でも本人はその編集の仕事が苦しくて苦しくてみたいなこと言うんですけれども、あんた、そんだけの文書いてて説得力ないなみたいなハナシになったりするんです」

「それでね、結局仕事を通して、みなさん、意外といろんなスキルとか経験というのを持ってたりするんですよね。単にお局やってるだけじゃないんですよってことをわかってください」

 

ふうん……とモヤモヤする私。18才から55才までかれこれ37年たちますが、ふう、自分が納得するようなスキルはすぐに思い浮かばないです。先生は「他人と比べてではありませんよ」と言われるけど、やっぱり比べてしまいます。なんといっても仕事が遅い。遅すぎる。他人の3倍はかかるのでどこへ行っても通用しません。

じゃあ、時間ではなくて他の面で成長できたところはないか?考えてみました。最初のOL時代のとき、パソコンを使うようになってからエクセルを勉強しました。それはまあ、自分でも上達したかなあと思えます。

でも、そのぐらいしかなくて、あまりの貧弱さにどよ~んと落ち込んですごくイヤな気分です。これ、ホントは100個考えるワークでしょ? 自分が腑に落ちる内容で100個なんて到底ムリですよ。

先生があげられた成功例というのも、正直なところ「それは、もともと能力があるひとだからでしょ?」と他人事にしか聞こえませんでした。

※セミナーレポートは、しつこくまだ続きます。

※セミナー「仕事への向き合い方を考える」その1はこちらです。