あなたにフィットする仕事のスタイルは?|セミナー「仕事への向き合い方を考える」その9

※セミナー「仕事への向き合い方を考える」その1はこちらです。

最初に配られていたレジュメには、「あなたにフィットする仕事のスタイルは次のうち、どれだと思いますか?」とあって、AからFまで6つのタイプが書かれていました。

A.出世コースタイプ(企業内で成功を収めるタイプ)
B.独立起業タイプ
C.職人または芸術家タイプ
D.趣味優先タイプ(仕事はあくまで適職)
E.投資家タイプ
F.家庭重視タイプ

先生「この分類は、なにかモトがあるわけじゃなくて僕が勝手に考えたヤツなんで、来年このセミナーするときには増えてるかもしれないし、減ってるかもしれないですね。たとえばこういう区別があるかもねということで、ま、ちょっと自分これかなあみたいなのを考えてみてください」

「まず『A.出世コースタイプ(企業内で成功を収めるタイプ)』ですけど、これはとくに大企業とかね。それから公務員も入る。そういうとこで要は出世コース、上に上がっていくっていう野心的なタイプのひと。これは、タイプとしたら企業内の人付き合いがけっこう得意で、いまちょっと減ってると思うんですけど、たとえば付き合いでゴルフとか飲み会とかにも積極的に参加するし、社内での実績を積んでいくっていうことをすごく重要視するタイプですね」

「ま、いまの若者にはなかなかないと言われるんですけど、じつはこの野心家でなくても、出世コースタイプってのは、そういう上へのし上がって社長になったろうみたいな感じで競争心むき出しで行くひともいるんですけど、この会社を良くしたろうとか、この会社をもっともっと広めたいなみたいな風にがんばりたいっていうひともここに入ります」

「これは社内の人間関係を重視していく生きかたっていうこと。会社が好きっていうひともここに入ってくるタイプですね。いまの企業が好きだとか、いまの社長が好きだとかというのもあります」

「つぎは『B.独立起業タイプ』ですね。これはもう自分の腕とかスキルを持って生きていくってタイプで、組織には向いてまへんっていうタイプが多いんですけど、組織に向いてないから独立起業タイプかっていうと、じつはそうではなくて、組織に向いてないひとって独立起業して会社興こしたとき社員とモメますからね。わかります? 自分が社長になって従業員雇う。そこで人間関係が生まれますよね。だから、独立起業タイプっていうのは自分で組織を作っていくっていう才能が求められるんです」

「あと、僕が半年前に株式会社にしたんですけど、あのう、けっこうメンドくさいですね。いろいろとホントに。なんか保険だの法令だのいろいろからんでくるんで、けっこうメンドくさいのね。それは従業員を雇う雇わないでも、いま雇用形態いろいろありますけどどうするのって話になってくる」

「僕の場合べつに会社作りたかったわけじゃないですけど、起業していきたいタイプ、会社を興こしていきたいタイプっていうのは、そういう社会のなかとか社会性とか企業内とかで非常にこうフィットしていく必要がじつはあったりします。だから、出世コースというのは会社の中で登っていくタイプですけど、独立起業タイプっていうのは自分がトップになって組織を作っていくっていうイメージです」

「『C.職人または芸術家タイプ』っていうのは、要はひとりで生きていけますよっていうタイプです。で、この芸術家と職人っていうのはお金をあまり重要視しません。食えりゃいいって発想すらないひともいる。とくに芸術家タイプのひとだとね。で、なにか自分がコレぞ!っていうものを持っていて、それ一本で行く。もうオレはコレでしか生きられねえんだよみたいな感じのタイプのひとたち」

「料理人とかもそうだし、アスリートのひともけっこういます。真央ちゃんこないだ引退したじゃないですか。真央ちゃんがこのタイプの場合だったら、たとえば次に組織を作っていくっていうのけっこうキビしいですよね」

「いっぽうで、ま、たまたま『ナカイの窓』っていうテレビ番組見てたら、19(ジューク)っていうアーティストが昔いたんですけど、そこのボーカリストのひとが出てて、いま実業家になってて不動産とかいろいろ手広く商売やってはって成功しているんですね。で、そのひとはもともとはアーティストなわけですけど、たぶん独立起業タイプのアーティストなんです。だからそっちのほうでもすごく成功していってる」

「だから、たとえば芸人さんとかそういうミュージシャンとかアスリートのひとでも、引退したあとに組織の中ですごい活躍していくとか、あるいはそういう実業家となって成功していくとか、そうかと思うと、いやコツコツと、ま、バンド解散したけどコツコツずっとミュージシャンやってますみたいなタイプのひともいます」

「結局『自分はもうコレしかない』のコレを見つけてるひとですね。だから、みなさん、いまもう見つけてるひとはこのタイプに入ります。でも、いま見つかってないともしかするとこのタイプではないと思いますね」

「あと、『D.趣味優先タイプ』と『F.家庭重視タイプ』はちょっと似ています。趣味優先っていうのは、たとえばライヴ行くのがライフワークですとか、それからなにか自分で作るヤツ、定年退職後はちょっと工房造りたいねんみたいな」

「えっと『人生の楽園』っていう番組、あれってけっこうそうです。もともとサラリーマンとかやってたおっちゃんおばちゃんが辞めて、ずっと念願だったそば打ちやって店出しました、カフェ出しました、工房やってます、田舎暮らしやってますみたいな感じなんですけど、そういうひとたちって仕事しているときからすごく趣味を活かしてやっていて、それが高じて、ま、独立起業したっていうよりは、たとえば早期退職制度とか使って、そっちのほうに移ったっていうパターンですね」

「そうじゃなくても、もともと山登りが好きで週末は山登りをやっているとか、スキーとか海とかもそうです。湘南方面行くといますよね、波乗りがライフワークのひと。昔あのう、サーファーがクライアントさんで一時期多かったときがあったんです」

「サーファーがカウンセリング来るんですよ。そうそう、ま、あの、波の相談とか全然ないんですけど。で、そのサーファー事情とか聞いてると、ホントにイッちまったサーファーたちとかいて、漁船に助けられるレベルとか、テトラポッド付近のあの不安定な波が楽しいとか、台風が来るとテンション上がって眠れなくなるっていうか、そういうアブナいひとたちがいっぱいいる世界だなあっていう、まあどうでもいい」

「でも、そのひとたちはサーフィンをやるためだけなんで、たとえば、冬の日本海ってものすごい波荒いんですが、日本海側のサーファーって冬が本番です。あの寒~いなか、しかも朝4時とか5時とかに起きて日の出と同時に海に入って8時ぐらいに上がって、で職場に行くんです。どんな修行やねん?って。(笑)」

「けど、そのひとたちはそれが超楽しいんです。それがないとやっていけない。そういうひとたちもいる。そういうひとたちは趣味優先。仕事はあくまでもサーフィンやるためのもの。酒飲みにもいますね。好きなことをやるために仕事する。コレ意外とね、いまの日本人にはめざしたいひと多いんじゃないかなと思います」

「『E.投資家タイプ』ってのはまさに投資家ですよね。お金をコロがしていくのが得意なタイプで、じつは僕の友だちでこれでけっこうウマくいきそうなひとがいて、元手としてとりあえず1000万作るて言うて、コーチングとかコンサル的なお仕事をしてはじめてから1年ぐらいで1000万作った」

「今度はその1000万をベースにして投資をはじめたんです。これからオープンする飲食店にお金を支援するとか、そういう支援先があってそこに投資する。で、コンサルティングもちょっとやりつつでもほとんどもう投資やってて、あとはもう売上から回収いくみたいなことやってて、いま実質専業主夫だっていう、男のひとですよ、奥さんはずっと保育士さんなんですけど、っていう友だちがいて、あのう『いつヒマ?』って訊くとたいてい『いつでもヒマ』っていうヤツがいて、ここホント去年とかぐらいにそうなったひとです」

「彼は少なくとも5年前は、仕事のことで頭打ちして全然お金稼げなくてヒモみたいな生活をしていて、で、仕事が苦痛で苦痛でしょうがなくてっつって、ま、それが3~4年前からすごい変わりはじめましたね」

「で、また別の友だちもFXベースで投資家業をやってますし、投資家業をやりつつサラリーマンっていうひともいます。別の友だちはもともと投資家業をやってたんですけど、リーマンショックでだいぶエラい目におうたらしくて、いまサラリーマンに戻ってるヤツもいます。でもこないだ会ったとき超充実してるんです。投資家やってたんだけど、じつは出世コース、ていうか企業内で成功するタイプだったってハナシです」

「それで、『F.家庭重視タイプ』っていうのは、コレ女性に多いんですけど、男性も最近出てきて、子育てとか家事とかが大好きなひと。子どものために時間をさくのが好きなひと。家事関係が得意なひと」

「日本ではほとんどないんですけど、アメリカだとけっこうファミリースクールっていうのが多いんです。知ってます? ファミリースクール。アメリカでこれが認められてるのはスゴいなあと思うんですけど、要はお父ちゃん、お母ちゃんが先生。家の中で子どもを教育していく。学校には行かせない。日本なんか児相が飛んできますよ、そんなことしたらね」

「でも向こうだと、そうやって家の中でパパママが先生になって子どもの教育をする、授業をやるっていうスタンスなんですよ。そのためにお父ちゃんは別で収入得ないといけないからっていって、そのファミリースクールをやれるだけの給料をどっかから持ってくるみたいな」

「べつに資産家だけじゃなくて、たとえば農業やりながら自給自足ってケースもありますし、夜勤とかそんな風な時間に仕事を入れてやったり、とにかく家族でいる時間を最優先するっていうような、学校までも自分でっていうようなスタンスもあるんです」

「ということで、みなさん、どれに近いですか? ま、ひとつじゃないと思うんですよ。で、これがね、自分のキャラ的にどれが合うかっていうのと、どれになりたいかっていうのがあって、たとえば、タイプ的にはたぶん自分は職人なんだけど、憧れるのよね、企業内で成功するひとみたいな。ないものねだりをするパターンってそうやって出てくるんですけど、自分ってどういうタイプだと思いますか?」

「コレ、厳密な違いってないですし、興味があるかどうかってのもあるんですけど、まずはその方向性に向かってますよねっていうこと。あともう一個、開き直ったほうがいいですよ」

「たとえば趣味優先のひとっていうのは、仕事のことをなんとかするまえに趣味のことをもうちょっと考えたほうがいいですよ。趣味をもっともっと楽しむことを許可することによって仕事に感謝が生まれる。逆に言うと、いまの仕事に感謝が生まれるぐらい趣味に没頭するといいですよ」

「で、芸術家タイプってひとは人間関係捨てましょう。向いてませんから。まあ、職人タイプってのはコツコツ同じモノを生産していくとか、自分のこだわりによってお客さんを喜ばせることもありますけど」

「芸術家っていうのはもっと自分の世界ですよね。マイワールドで生きてるわけですから。世間の評価なんて気にしてたら芸術家なれませんわな。ま、いちばん有名なのはゴッホですよね。生前売れた絵は一点だけだったってハナシ。弟は必死こいて営業こいて世界中にあんな何億何十億って絵になりましたけどもね。芸術家タイプはそういうタイプですよ」

 

こういう風にズラズラ~ッと教えてもらえるのはいいですね。私なんて親の生きかたしか知らないし、その生きかた以外は禁止されていたような感じで、あ、でも自分でそういう穴に落ち込んでいたわけです。けれでも、ホントは自由に仕事を選んでいいんですよね。

とは言っても、う~ん、自分がどのタイプなのかよくわからない。とくに先生にクギを刺された「ないものねだりをするパターン」とかも含めると、ますますわからなくなります。じゃあ、消去法で行こう。

まず、出世と家庭はまったく興味がありません。独立起業も組織を作るという時点でアウト。投資家もムリ。すると「職人・芸術家タイプ」と「趣味優先タイプ」が残りました。まあ職人っていうのはちょっと当てはまります。ひとりでモソモソというのはぴったり。でもコツコツは苦手だし、コレというものも見つかっていないし、そもそもお金が大好きです。趣味優先……コレでしょうかね。確かに昔OLをしていたときはこのスタンスでした。

ホントは「無職タイプ」が欲しかった。でもないよ、そんなの。そりゃあ、このセミナー「仕事への向き合い方を考える」だから。ああ、この期に及んでまだこんなことを言っている自分がさすがに情けないです。でも「仕事」は気になるんです。だからこのセミナーも出席したんです。

このどっちつかずのモヤモヤ感は、ひょっとして先生が言われたことを実行すると解消するかもしれません。あの「仕事のことをなんとかするまえに趣味のことをもうちょっと考えたほうがいいですよ」というアドバイスです。いま私は遊ぶことをかなりセーブしていますからね。遊べないから仕事をする気になれないのかもしれません。

※遊ぶ前に、とりあえずセミナーレポートが明日に続きます。

※セミナー「仕事への向き合い方を考える」その1はこちらです。