ピアノレッスン第7回|思い出を作りたかったから

レッスン直前の「生ピアノ練習」は、かなり効果的だったので、今日も午前中は市営の音楽練習室でアップライトピアノを弾いておく。

じつは1週間ほどまえから、耳鳴りが発生してもうて、ああこりゃ、電子ピアノのヘッドホンがあかんのやなあと思って、もうヘッドホンは使わないことにした。

なので、ウチで電子ピアノを弾くときは、すっごく小さい音量で鳴らして練習しているけど、なんか正当な練習方法からいよいよ遠ざかっていて悩ましい。

いやいや、それでも生ピアノは買えないよ。5畳一間に防音ユニットは物理的に入らんからね。

とはいえ、ウチにピアノがないことはぜんぜん平気だわさ。なんてったって、あのピアニストB氏(←私が好きなピアニスト)が、19才でウィーンに行ったのち、数年間ピアノがなくて、他人宅のピアノを借りて練習していたんだから、ワシもピアノなくてええねん。

音楽練習室で正味2時間練習してから、先生のご自宅へ向かう。長いトンネルも高速もすっかり慣れて、クルマの運転はむっちゃ楽しい。
ピアノも山も大好きだけど、ワシ、クルマも相当好っきゃわあ。いまだに運転席に座ると、気分がガラッと変わるもんね。エンジン音とかもええなあ。

時間の都合で丸亀製麺は省略して、無事先生宅に到着、相変わらず縦列駐車は失敗、はあ、ようやくインターホンを押してレッスン開始。

・ハノン 次回からは新しい練習方法で16番をやること。
・ツェルニー/30番練習曲 第11番→合格、次回の課題は第14番。
・バッハ/インベンション第6番 次回は暗譜で。
・ベートーベン/ピアノ・ソナタ第19番第1楽章 次回は暗譜で。

いよいよ暗譜しないといけないんだなあ。
この認知症がかったドタマで覚えられるかのう?

ええと、具体的なことは書けないんだけど、先生がいろいろと配慮してくださって、ものすごくありがたいけど申し訳ないような出来事もあった。

そんなにいろいろ考えてくださっているんだなあと感慨にふけりながら、帰りの高速を降りて、道の駅で休憩してたら、うおおお! レッスン代をお渡しするのを忘れてたのに気がついた!

コレ、いつかやるだろなって思ってたけど、あああ、どーしよー?
たぶん次回にいっしょにお渡ししてもいいと思うけど、う~ん、戻ろうか?

迷ったときは「ワクワクするほうを選ぶ」というのが、心理学のお約束。
ああ、今日にお渡しするほうがなんかすごくワクワクする!

その理由はみっつある。
ひとつは、先生にもう一度お礼を言いたかったから。

もひとつは、単にもっと運転していたかったから。

最後のひとつは、思い出をつくりたかったから。
80才ぐらいになったとき、ああ、あのときレッスン代渡しそびれて、また先生んちに戻ったんだよねえって、思い出したかったから。

ふたたびインターホンを押したとき、さすがに恥ずかしかったね。先生は「だいぶん帰っておられたんでしょう? この次でよかったのに」とやっぱり言われたけど、今日ご配慮いただいたことをもいちどお礼を言えてホッとした。

その帰り道が、思いがけずとてもすばらしかった。
雨上がりで、山肌が霧に煙っていてゾクゾクするほどうつくしい眺め。

またたどり着いた山間の道の駅は、もう閉店していて、春の宵闇のなか、クルマも2台しかなくなんとも侘しく切ない。
そうそう、コレだよねえ。北海道でさ、こんなふうな道の駅でいつも車中泊してたんだよねえ。

ほとんどクルマが通っていない長いトンネルをいくつも抜けるときも、やっぱり北海道みたいだった。
ああ、こんな時間はココも北海道になるんだねえ。

でも、道路は真っ暗じゃない。いくらウチの付近がド田舎でもちっとは明かりがともっている。
真っ暗は北海道。ルームミラーが真っ暗になってなにひとつ映らないのが北海道。ニセコあたりでも夜は真っ暗だったなあ。

そっかー、やっぱり北海道もよかったなあ。いい思い出がたくさんある。
ピアノのレッスンも一生の思い出になる。
10年後、20年後、私はどんなふうにレッスンを思い出すんだろう。

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