ピアノレッスン第18回|音大に進学する意味って何?

両手とも「母指CM関節症」になってから約1ヵ月たつけど、補装具をずっと付けてなるべく親指を動かさないようにしていたら、ようやく治りつつある。

ウチでおそるおそるちょっとだけ親指を含めて弾いてみたところ、うんと気を付ければギリギリなんとかなる感じ。
でも、ごく小さい音でそーっとしか弾けない。

そんな状態で、ピアノのレッスンに行ってみた。

今日もあらためて指の故障についてくわしくお話をうかがう。
完全に治ってから弾くよりも、いまぐらいの状態で工夫しながら弾いたほうが有益だそうだ。

痛みを感じるフォームを自分で認識して、それを避けるにはどうしたらいいか試行錯誤することが大切とのこと。
あんまり書けないけど、ピアノを弾いて手が痛くなるヒトってかなり多いみたいだね。ピアニストでもそうらしくってびっくりした。

ワシ、約9年まえに電子ピアノ買って、バイエルから練習はじめたけど、その日当日から指の関節が痛くなってもうた。
以来ずっと、ピアノを弾くと必ず痛くなる。

いや、ピアノに限らず、マウスもキーボードもダメ。ボールペンや鉛筆もヤバい。複写書類なんて2枚も書いたらアウト。

つまり、今回の母指CM関節症にかぎらず、もともと長年指の関節がずーっと痛いのだ。
でもさ、コレってやっぱり老化じゃなかろうか?
もう、「治る」ことを期待するのはちょっと方向がちがうかね?

いまさら「若返る」ってありえへんよね?

そうしたら、レッスンのとちゅうで先生が、「音大に進学すること、どうなのでしょう?」といった意味合いのことを言われた。

ワシはとっさに「う~ん、成り行きでしょうか」と答えた。

ただ……、先生はいつもつねに、受験のことはもちろん、入学したあとの経過までいろいろと考えてくださっているのに、手の故障ばかりですごく申し訳なかった。

それでワシは、「ずっと関節の痛みがあったのに、レッスンをお願いしてすみませんでした」と謝ったのだけど、先生は「ちっともかまいませんよ」と笑顔になられた。

そして、少しトーンを落として静かにこうおっしゃった。
「どうしましょうね? 私は、音大めざすようなレッスンよりも、指をいたわりながらゆっくりうつくしく弾くレッスンのほうが楽しいのですけど」

なんか、このことばをお聞きして、ちょっと涙が出た。
そうだよね、音楽の本質ってきっとそうなんだと思う。先生の言われることはよくわかる。
それに、いまの時点でこんなに故障だらけだと先が思いやられるしね。

今日のハノンのレッスン、さいしょのころのようにイメージで弾く練習をした。

「慈しむみたいに、いとおしむみたいに」
「手のひらのうえで、小さな命を守っているかのように」
「だれも歩いていない雪のうえを歩くように」

そんなふうになかなか弾けないけど、どういう音色なのかはとてもよくわかる。

それで?

究極のところ、先生とピアノだけでじゅうぶんしあわせじゃないか。
そう、それが事実なんだけどねえ。

でも、音大へ行きたいという思いはなかなか変わらないんだよ。

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