ピアノレッスン第25回|インベンション15曲、6ヵ月+1週間で終了
いまから4年まえ、53才のころ、インベンション1番を弾くことが夢だった。そのころはfc2でブログをやっていて、たしかその夢を宣言していたと思う。
それでだったかな? 当時のブロ友さんが「インベンション・シンフォニアの楽譜、いまなら中古で安いのがありますよ」って教えてくれて、アマゾンで春秋社版の楽譜を2015年3月10日に420円で買っている。
でもさ、楽譜見てやってみても、インベンション1番ぜんっぜん弾けなかった。しょうがないから、いっしょに入っている「小プレリュードと小フーガ」をなんとかしたいと思ったけど、それもあかんかった。
結局、その後4年たってもハノン1番しか弾けない状態がつづいていた。それが「独学」の限界だった。なぜ弾けないのかもわからないし、どうやったら弾けるようになるか見当もつかなかった。
で、2019年4月9日(57才)から、44年ぶりにピアノのレッスンを再開した。そしたら、いきなり課題のひとつとしてインベンションをやることになった。いやおうなしにやらざるをえなくなって、無我夢中で練習しつづけたら、今日でインベンションはぜんぶおしまいになった。
▼ハノン17番 → 2週間めでやっと合格。それでも、右の下りはフォームの悪さご指摘あり。
▼ハノン/ニ短調音階 → 合格。
▼ツェルニー30番の10番 → また不合格。「また」というのは、5月14日にあまりに弾けなくて「保留」になってたから。前週に先生は「もう弾けるはずです」と言われてたが、ダメやったわ。因縁の曲っス。ワシ、なんでコレあかんの?
▼インベンション12番 → なぜか一週間で合格。トリル、めっちゃ苦労した。
▼ソナチネ12番/クレメンティ Op.36,No.6 → 自主的に暗譜、かろうじて崩壊せず。合格。
ということで、ついにインベンションが終わって、たいへん感慨深い。
▼練習開始/4月10日→終了/10月15日、6ヵ月+1週間で駆け抜けたような感じ。左の日づけは合格した日。
気になっているのは、YouTubeアップがまったくストップしてること。
親指が故障してから、動画を作る気がなくなっちまっていまに至る。もはや何曲アップしていないのかもわからん。
「合格したらYouTubeアップしよっ!」なーんて決まりにしたのはオノレなのに、これだけ溜まってしもうたら不可能やねえ。
でもね、そのことを「責めない」ようにしようと思ってる。
「責める」って自己攻撃だから。それはやらない。
「理想」と「現実」のあいだ、そのギャップを責めることが「自己否定」なんだよね。
なので、いまのところは「インベンション、終わってよかったね」でとどめておこうかな。
▼そして、つぎの課題としてシンフォニア1番。
ふうん、ホンマに三声やるんかなあ?ってすごくふしぎな気分。現実味ないなあ。
でも、ここまで来られたのは本当に先生のおかげで、それはもう、ただソレのみ。
あらためて思うけど、44年レッスン受けてない57才のババアに、なんでそんなふうに教えられるのだろうか?
てか、そもそもなぜそんな先生にめぐり会えたんだろ?
それは、カウンセラーO先生のおかげだよね。そして、O先生に会えたのは、もとはと言えばカウンセラーN先生のおかげなんだ。
そのふたりのカウンセラー先生はもちろん、で、ピアノの先生も、ワシの人生をどうしたらいいのか?ってことをたいへんに案じてくださっているわけだ。その結果が、こうしてインベンション終了という現実としてあらわれている。
だからね、それはやっぱり「愛」なんだなあって思う。多くのひとたちの愛のおかげで、一曲一曲がほんの少しだけど、自分の手のなかに残っていく。
それは、いまこうしてたまたま偶然「いっしょに生きている」ことの証でもあるよね。