ピアノレッスン第32回|いまなにができるか?1000個出せ!
そういえば「実験」をやってなくてねえ。どういう「実験」かというと、ピアノの練習で「できる限り手に力を入れずに、極力痛くないように、フニャフニャのスカスカでいいから、とにかく指だけ動かしてみる」って実験。
もうさ、指と手首と肘の関節が、四六時中ぜーんぶ痛くて当たり前の状態なんだけど、ま、痛いと弾くのがツラくなりよるんで、ついつい休憩ばっかし取っちまう。弾くときはいちおうちゃんと音が出るように弾いてるが、それやってるとせいぜい10~15分しか連続して弾けない。
なので、明日からはいっぺん「音すら出えへんほど」ヘナヘナの練習してみようかなと思ってる。ただまあ、弾いていないときもずっと痛いのであんまり変わらへんか? いやでも、やれることはなんでもいいからやってみよう。実験。
カウンセラーN先生も「その『やりたいこと』が叶う理由を1000個書いてください」とか言うとった。まあ、少なくとも100個はまず出さんとあかん。セミナー行ったらやらされる。「いまなにができるか? 『1000個出し』を10日でやれっ!」とか言われて超ビビった。
でもスゴいのは、N先生ご自身が出席したビジネス系セミナーで、ソレじっさいに2万6千個出したヒトがおったらしい。いやいや、5万個出した化けモノみてえなヒトもおるらしい。そこまで激烈に考え抜いて、自分の発想をブチ破らんとあかんのや。そして、できることからやっていくうちに解決するという。
だったらワシ、「手が痛くてもピアノが弾ける方法/1000個出し」やらんといかんわけじゃのう。
なのだが、その1000個出しはいま思い出した。
いつもレッスン行ったら、「弾ける方法」どころか「練習しなかった理由」をヒネり出すことばっかり熱心やねん。
今日の言い訳 → 「昨日カレンダーを巻き巻きしてたらめっちゃ手ェ痛くなった。新人だからガマンしてやってた。だから今日も弾けないです」
あらためて思い返すと、仕事のグチと練習不足を、ピアノの先生に丸投げしとる。エエ加減にせんかいっ! ナニ抜かしとんじゃ、ワレっ!
▼ハノン20番 → 不合格。そりゃもう練習しとらんので。ええと……たった13回しか弾いてない。
▼ハノン/イ長調音階は合格。先週のレッスンで弾くのをコロッと忘れてたヤツ。いやあ、ボケすぎ。また認知症検査受けたくなった。
▼ツェルニー30番の17番 → 不合格。練習不足です。それだけっス。先週とおんなじ注意を受けてしまった。
▼バッハ:シンフォニア第13番 → 先生、7秒ほど考えられたのち不合格。い、いや、そのほうがいいっス。もっと弾きたかったから、てか、ホンットウに練習してないんで合格なんてありえへん。
▼シューベルト:楽興の時 第4番 D780/4 Op.94-4 嬰ハ短調 → 1月発表会の曲。もちろんまだまだ。
この曲も、よくなるどころか退化していた。
あのさ、このトシになるとさ、「いつも下りエスカレーターに乗ってる」みたいなもんで、「ジッとしてたらあっという間に下ってしまう」んだよね。
楽興の時第4番も、ウチでちょこっと練習してたとき、ああ、日に日にヘタになるよるわって感じてた。だから、ババアになったらその「下りエスカレーターの下がるスピード以上に、這い上がって行く努力」が必要なのだ。いや、そんな努力してへんしてへん。
なのでいよいよ「手が痛くてもピアノが弾ける方法/1000個出し」に取りかからんとなあ。