ピアノレッスン第62回|先生ごめんなさい、性根を入れ替えますよってに

昨日さんざん「ピアノ弾いててたいしたことない、山みたいな『至福のよろこび』からほど遠い」とか文句ならべてたけど、レッスン行ったら、なんか先生にいきなり土下座でもしたくなったわ。

そりゃレッスンはずーっと楽しい。いつも感動する。でも、それにすっかり慣れちゃって当たり前みたいに思ってた。

ハノン/アルペジオ、私が超低速で弾いているとき、いつもそうだが先生はときどきご自身でも手を動かして、私の動きとの誤差を確認される。そしてこう言われた。「たぶん先々週だったと思いますが、そのときの手首の高さを10として、今日の高さを1としたならば、もう少し上、3にしてみましょう。はい、手のひらを上にして、さいしょの構えはこうですよ。そのまま下に向けて鍵盤に置いて、……(あと、説明が延々と)」

ほんっとうに、手取り足取り、微に入り細をうがち、うつくしい音色とレガートのために、ありとあらゆるたとえ話を繰り出して、私ができるようになるまで根気よく指導してくださる。たとえがねえ、秀逸でねえ、ココに書きたいけど書いちゃダメだろうし。


ちょっと書いちゃえ。今日は「すき焼き鍋」まで出てきた。さすがに笑った。一生忘れへんわ。でも笑いながら、ほんとにねえ、アルペジオひとつでも毎回おんなじことを繰り返し説明してくれて、私がいつまでたってもできなくてもぜんぜんイヤな顔をされない。

そういえば、バイオリニストのYさんに、私が「子どものときに習っていた先生、『ちがうっ!』しか言ってくれなかった」とグチをこぼしたら、Yさんの先生の話も似たような感じだった。くわしく書けないが、もっとすごいことも聞いて仰天した。

べつに怒鳴るとか叩くとかではまったくないが、バイオリンだと、自分のからだに共鳴していないことが先生にはとてもよくわかるそうで、そんなときはコレコレされてしまうのよ、ということだった。

時代のちがいなのか、それとも先生の個性なのか、いずれにしてもいま私が習っている先生は、私がなにひとつお願いしなくても、じゅうぶんすぎるほどていねいに細やかに説明してくださいる。そしてその説明は具体的な動作はもちろん、さらに「イメージ」がつちかわれるようにたとえ話をふんだんに盛り込んでくれる。


イメージの力は大きいねえ。たぶん、イメージというのは「思考」ではなくて「感情」に訴えるものだから、ああ、なるほど!とすごく腑に落ちる。考えなくても、その「なるほど!」みたいに弾いたらいいんだとよくわかって、そういうイメージで弾くと、先生が「そうです、それでいいです」と言われる。

大塚あやこさんも「まるで子犬の寝顔が見えるように」という魅力的なたとえのエピソード(あんた、結局なにやりたい?|ビリーフリセット・リーダーズ講座 第4講 1日目)を話しておられたが、そんなふうに表現してもらうとなぜか非常によくわかるよね。

子犬の寝顔を見ているときの、やさしい気もちやほほえましい気もちが一瞬に湧き起こって、そういう音を出してみたくなるよね。

ピアノの先生のご指導も、いつもそう。イメージを喚起するたとえをつねに提供してくれる。で、ついうっかりそれが当たり前になっていたが、いやいやとんでもない。すみません、ごめんなさい。


▼ハノン、移調練習を20番まで終わったので、これからはリズム練習になった。1番/「4」の変奏で → 合格。
▼ハノン/ハ短調アルペジオ → 合格。アルペジオはまだまだ残ってるよ。

▼ツェルニー40番の2番 → 合格。へええ。



▼バッハ:フランス組曲第5番 アルマンド → 合格。はい、お花畑のイメージで。

▼バッハ:フランス組曲第5番 クーラント → 不合格。テンポおそすぎるし。

▼ハイドン:ピアノ・ソナタ Hob.XVI:37 op.30-3 ニ長調 第2楽章 → 合格。
先生「物語がよくわかりました。風景も見えます。これはよかったですね」
わあ、いろいろ構想、いや妄想か、練った甲斐があった。荒れた古城のイメージを練り練りしましてな。先生に伝わってうれしい。


▼ハイドン:ピアノ・ソナタ Hob.XVI:37 op.30-3 ニ長調 第3楽章 → 不合格。

前回レッスンでは「大々的に直さなくていいですね」と言ってもらったのに、今日は大規模修繕かよっ?!っちゅーほどあちこちご指導いただく。なにせ崩壊しまくっとったんで。

とくに左手がマズい。何度お手本弾いてもらっても、そんなふうにごく軽やかにブツ切りにならずに弾けない。こりゃあかんと思ったので、ひさしぶりに動画を撮らせてもらった。これからももっと撮らせていただこう。

せっかくいつもすばらしい演奏を聴かせてもらえるのだから、ほんとしょっちゅう撮らないと。山登って絶景撮影するのといっしょ。

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