ピアノレッスン第65回|とうとうショパンのワルツだけれども
9月22日(火)のレッスン記録である。記事にするのが6日も遅れた。明日はもう次のレッスンじゃん。ええと、大塚あやこさんの個人コンサルティングのことを書くのが長引いて、こんなありさま。私ってひとつのことしかできないなあとつくづく思う。
ピアノとカウンセリング勉強を両立できないっ! でも、一個ずつやってたら寿命が尽きるからしょうがない。それに、ピアノとカウンセリングとは互いに相乗効果が働いている。どっちもぜんぜんウマくならないけど、どっちも私には必要なので破綻来たしつつもがんばる。
けれども、ピアノの練習時間は順調に減っている。平均1時間25分/日という血の気が引くような状態でレッスンに行った。
▼ハノン3番/「3」の変奏で → やっと合格。
▼ハノン/嬰ヘ短調アルペジオ → 合格。
嬰ヘ短調とかって、もはやなんなんかよくわからん。「嬰」がつくから♯らしい。「へ」の♯か。へーっ。そいで、アルペジオを弾く前に、同じ調のスケールを暗譜で弾くことになっているけど、まあね、嬰ヘ短調なんか練習するときウロウロしちまう。
毎日ウロウロして、レッスンでマゴマゴして、今日はたまたままちがえなくて、だから合格。でも、ゼロじゃないのよ。かすかになにか残っている。大むかし子どものころに弾いてたなごりがごくわずかにある。
どのスケールもどんな音の並びなのかはうっすらわかる。そうだよなあ、こんな感じだよなあってスケール弾くたんびに、やっぱり親にありがとうって思う。べつに私が頼んだわけでもないのに、ちゃんと習わせてくれてほんまありがとうやわ。
▼バッハ:フランス組曲第5番 ガヴォット → 不合格。
ガヴォット、はじめて弾くから、また弾く前に説明しないといけなかった。今回はできるだけあっさりお話した。「小節のとちゅうからはじまる」のが大切ですとか、ルイ14世の宮廷舞踏会では、クーラントではじまり、ガヴォットで盛大に終わりましたとか。ウンチクは控えめに。
でもぉ、私の演奏はちっともガヴォットらしくなくて、重たすぎたわ。よっこらせ、どっこいしょ。盆踊りじゃねーんだからっ! 先生「たんぽぽの綿毛みたいにふわぁっと軽やかに」
▼このガヴォットがいちばん参考になった。ガヴォットは14:12からはじまる。
この動画は「時空の旅 バロック・ダンスファンタジー」というDVDの一部で、フランスの宮廷舞踏会を描いたシーン。
もともとこのDVDは「バロック・ダンスのエンターテインメント」として「創作」されたもの。サブレ侯爵夫妻が、まずフランスで舞踏会を催す。そのときの場面がこのYouTubeね。そのあと、侯爵夫妻はイングランド、ドイツ、イタリアへダンスとともに旅をするという設定で、各国のバロック・ダンスのイメージがとてもうつくしく再現されている。
で、上のYouTubeは「フランスでの宮廷舞踏会」のみをアップしてくれている。
1:20 演奏がはじまる。
1:44 見つめ合うふたりが侯爵夫妻。愛し合ってるなあ。
2:44 ルイ14世登場。すっごく「らしい」!
3:52 いちばんはじめはやっぱりクーラント。ルイ14世がもっとも得意としていたそうだ。
とちゅうの踊り、ごめんね、省略。
14:12 最後にガヴォット。軽やかですなあ。
17:20 舞踏会が終わり、ふたりきりになった夫妻が満ち足りた恋人同士のようにミュゼットを踊る。ほんとすてきなエピローグ。
DVDにはとてもくわしい解説が付いているので、どのチャプターからどんな踊りがはじまるかよくわかる。それをちょっと書いてみた。いやあ、このDVD大好き。んでも、踊りばっかり観てないでガヴォットを綿毛みたいに弾く練習しなきゃ。
▼ハイドン:ピアノ・ソナタ Hob.XVI:37 op.30-3 ニ長調 第3楽章 → またまたまたまたまた不合格。
なんかやっぱりバッハより手薄でしょ? いつまでたっても仕上がらないハイドン~~~っ!
▼ショパン:ワルツ Op.69-1、もちろん不合格だけど。
先生が「歌で勉強しましょう」と、ある歌曲を聞かせてくださった。「頂点を意識してください。ね、歌だとよくわかりますよね」
ああほんと、ピアノをどう歌わせたらいいのか、ふうん、よくわかる。
けれども、おおよそまあだいたいよかったみたいで、ふう、ショパンって、はあ、むずかしいけどきれいだねえ。バッハやって、モーツァルト一曲だけやって、ハイドンやって、それでいきなりショパンになったら、あれあれずいぶんちがう世界だ。
どうしてこんなふうに変遷したのかなあと興味がわいてきたが、また脇道にそれるといろんなモノが停滞するから、とりあえずこのワルツに専念します。ワルツもステップだけは観ておいたからね。踊りはほどほどに、まず弾けよっ!