ピアノレッスン第73回|あまりにも練習不足で逃亡したくなったが

練習時間はどんどん減少、1時間57分/日→1時間40分/日→1時間06分/日。アタマのなかがワーッと散らかってくると弾けなくなる。この一週間、どうして練習できなかったのか思い出せない。

あまり考えずに弾けるツェルニー40番の1番ばかりさらっていて、あとはバッハ/フランス組曲第5番ジーグをとりあえず音並べに注力した。ジーグは大好きなんだけど、それらしい軽快感からはほど遠くてえっちらおっちらがなさけない。

モーツァルトソナタとショパンワルツは3回ずつしか弾いていない。レッスン行くとちゅうにある「道の駅」で陰隠滅滅していたら、ツーリングバイクを見かけた。銀マットをくくりつけてあったら、お、ツーリングだなとすぐわかる。バイク主は30代ぐらいのにいちゃんだった。

ええのう、ワシもこのまま車中泊放浪に出ようかのうと、レッスン行く前にはじめて思った。くそう、ピアノのせいでもう一生北海道も行かれへんがな。


しぶしぶクルマを走らせながら、う~ん、バッハと北海道とどっちが好きかなあ?とじっくり考えたら、うわっ、夏は北海道のほうがええわ、バッハいらんわ、しまった、人生誤ったと目の前が真っ暗になったころに先生のお宅付近に到着。

もうけっこう寒いので、いったん北海道はあきらめて、冬のあいだは当分ピアノを弾くことにして、玄関のピンポンを押下。いまだ緊張しますのう。

▼ハノン6番/「14」の変奏で → いちおう合格。

はじめ弾いたら、先生「40点ですね」と、さっきまで北海道逃亡計画していたババアを採点する。こまかいご指導を受けたのち、もいちど弾いてみたら「80点」まで上昇、「あまりこればかりでは指に負担が」とのことでマル。


▼ハノン/ロ長調アルペジオ → 合格。一週間でマルってうれしい。練習しとらんのに。
マルはいいのだが、これが「ハードゥア」という名まえの調ということは覚えられなかった。調名のドイツ語読み、一生わからんような気がする。

▼ツェルニー40番の1番 → 合格。
いやあ、合格したねえってびっくり。そりゃこの一週間でいっちゃん練習したものの、総量は少ないし。ただしやっぱり練習したらしただけ反映されており、テンポを上げても崩れずミスなしで最後までたどり着けた。前回ママチャリだったのが、原チャリ程度まで上がったよ。

そうだよね、どの曲もこのぐらいねちょねちょやっといたら、安定して弾けるのにねとあらためて思う。

ツェルニー40番は、2番→3番→4番→1番という順番で、つぎはいよいよ5番。5番以降はひたすら指の運動、いや指を動かすのではなく、むしろ腕で弾くことになるが、練習曲らしい曲がみっちり並んでいる。ま、好きだけど。山登るのと似てるかな。「同じ動作の繰り返し」が好き。


▼バッハ:フランス組曲第5番 ジーグ → 不合格。
前回三輪車だったのを三輪自転車ぐらいまで。あるでしょ? たまーにばあちゃんとかが漕いでるよね。あんな感じでもっちゃもっちゃ。

先生が右手パートのフレーズの切れ目を考えておられて、その「右手パート」を左手でさーっと弾きながら、右手に持ったペンでチャチャチャッと要所を書き込んでいかれる。いやあ、まあ、たしかにそうすれば記入しながらデキるわけだけど、右手パートを左手で弾くという発想が皆無だったわ。

この楽しいジーグは、テーマがいろんな形であらわれるが、それを「明るい、暗い」だったり「華やぎ、落ち着き」とかで表情を変えるとのこと。あ、そうなんだ!と腑に落ちて、わりとすぐに多少そんな感じになった。でも三輪自転車じゃねえ。


▼モーツァルト:ソナタK283 ト長調第1楽章 → 不合格ですよ、発表会まで。
さっきまで北海道逃亡しようと思っていたのは、この曲の練習不足のせいなのだが、まあね、ギリギリなんとか持ちこたえた。2週間前の貯金で切り抜けたかね。

けれども、この曲にふさわしいテンポまではまだまだ。私からだと、ものすっごく速いテンポなんだよね。ふつうにプロが弾いてるテンポだよね。軽やかモーツァルトって感じね。あんなん一生ムリやん?!って思ってたけど、あと1ヵ月ちょっとでなんとかせなあかんねん。


▼ショパン:ワルツ Op.69-1 → 不合格です、おなじく発表会まで。
発表会では、この2曲を弾くことになった。だのに、なんか気合いがぜんぜん足りない。とくにショパンははじめてで、だったらもっとYouTubeとか聴いたらいいのに、その気がまるで起こらなくて、基本ショパンにあんまり興味がないのがほんまあかん。

しかし先生が「こう弾くのと、こんなふうに弾くのと、まったくちがいますよね? お話しているのといっしょなんですよ。口調とかとおんなじです」と言われたとき、ああ、そのとおりだなあってしみじみ思った。


こないだ、カウンセリング自主トレしているとき、私がうっかり無神経なことばを使ってしまって、そのことをあとでフィードバックのとき、教えてもらった。相手のひとはとても遠慮がちに、でも「それを聞いたとき、悲しかった」と打ち明けてくれた。

私は、しまったなあと思ったけど、自分のミスのほうがコタえて、あんまりちゃんと謝れなかった。そんなこんなで「うっかりしゃべった」ことをとても後悔していただけに、ピアノでも「うっかり弾いて」すっかりダメになることがすごくよくわかった。

いくらそれまでキメ細かく行き届いた演奏をしていても、たった1小節でおじゃんになるんだね。それはことばもいっしょ。

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ にほんブログ村 ライフスタイルブログ 50代の生き方へ にほんブログ村 シニア日記ブログへ にほんブログ村 ランキングに参加しています。お好みのカテゴリーをポチッてくだせえ。おねげえしますだ。