最後にまた失敗、でも勉強になったねえ|Aさんとお食事に行ってきた その5(最終回)
ありがたいことに、昨日の記事に対していろいろアドバイスをいただいてとても助かっている。
このブログのことは大塚あやこさんに関わるひとたちにはFacebookで公表しているのだけど、ビリーフリセットの認定カウンセラーさんがたに「傾聴できなくて当たり前」と言っていただいて、はあ、そうか、てかおこがましすぎたとか、まあぐしゃぐしゃでもいいかとか、ほっとした。
「本当に傾聴出来てる人なんて、数えるほど」「私生活で傾聴なんて難易度高すぎる」「我を出したり、ぶつかったり、摩擦があるのが当たり前」などと言っていただけてうれしかった。
で、あらためて思ったけど、やっぱりこういう心のお話ができるひとたちとつながっていたいなあ! 「ビリーフリセット・リーダーズ講座5期」はもう終講になったはずなのに、私のなかではまだまだつづいている。
これからミッション(ピアノ、婚活、カウンセラーめざす?)に向かううえでも、土台は「心の学び」だな。だから、それはもう私にとって「信仰」みたいなものだとわかった。
さて、Aさんとのお食事のつづきを書いておこう。
Aさんに彼女さんがいるとわかっても、趣味の話はおもしろかった。彼女といっしょにできる趣味だからよけい楽しそうだったかな? でも、さいしょは仕事のしんどさばかり話していたAさんが、趣味のことを話し出せてよかった。
食べるのが遅い私をゆっくり待ってもらい、ようやく食べ終わってお勘定でレジのところへ行った。なりゆきにまかせたら、Aさんがぜんぶ払ってくれそうな感じだったので、私は横から小さい声で「あの、お勘定はべつべつでお願いします」と口を出した。
やっぱりAさんはいいひとだなあ。あのさあ、ウチの妹なんてしょっぱなの飲み代からたいてい妹が全額払うシステムになってるんだよね。そっから先もぜーんぶ妹が払うハメになり、そうこうしているうちに、男の口座にせっせとゼニ振り込むってとこに自動的にレベルアップする。妹ワールドはふしぎな世界。
帰りにAさんのクルマに乗る前に、私はナンバープレートの数字に気がついた。おうっ! この数字はこだわりがあるね!
私「Aさん、いい数字じゃないですかっ!」
Aさん「そうやねん、これがいっちゃん候補でね、ほかに考えてたのもあるけど、上の3つの数字とも合わせよう思たら……」
わお! クルマのナンバーの話はAさんのど真ん中やったわっ! いいボール投げられた。Aさん、めっちゃうれしそう~
クルマに乗ってからも、Aさんはナンバーの話に夢中だった。これまで取ったナンバーのこととか、周りのクルマのナンバーまで説明してくれる。うはは!楽しいねえ。
ふふ、しかし、だ。じつは私もクルマのナンバーにはこだわりがあるのだよ。いまのクルマ買うとき、追加料金払って「ある数字」を指定した。
その4桁の数字とは「私が尊崇しているピアニストの生まれた西暦」なんだよっ! なにがなんでもそうしたかったんだよっ! ナンバー見るたびにしあわせ(はぁと)。
でもね、私はその「自分のナンバー」の話はAさんにはしなかった。だって、Aさんはクラシックなんてまったく興味がなさそうだったからね。今日はAさんにいい気分になってほしかったから「自分の話」は極力控えたのだ。
ね? 私エラかったでしょ? みんなっ、ホメてーっ!! てか、言いたいことがあったらこないしてブログに書いたらええわけで、相手が興味ない話なんて勝手にウダウダしゃべらんとこ。
ところが、最後にまた失敗した。またも目の前に出現したものに、私は我をうしなってしまった。しかも信号待ちだった。たまたまAさんの話も途切れていた。
こんどはなにがあらわれたのか? いやあ、このタイミングでこんなデカいもんがねえ。
それは「二上山(にじょうざん)/標高517m」である。
私は「山」を見ると正気をうしなうのだとよくわかった。
とうとうガマンし切れなくなって禁を破ってしまった。私はこう尋ねてしまったのだ。
「Aさん、二上山登ったことありますか?」
「ない。となりのふたつはあるけど」
「大和葛城山と金剛山ですね」
「そう」
それでおしまいだった。
うむ、いろいろと考えさせられるのう。