ピアノレッスン第77回|練習時間が増えても方向がちがうとおじゃんなんだよね

朝起きてしばらくしたら、涙が勝手に出てきた。そのうち鼻水も垂れてきた。べつに泣いているわけじゃない。もちろん悲しいわけでもない。カゼでもない。理由は皆目わからんのだが、じわじわじょぼじょぼ涙と鼻水が湧き出てくる。拭いても拭いてもキリがない。

困ったな。レッスンのときだいじょうぶかな。バタバタしたくして、クルマに乗り込んだら、そもそもクルマの運転がむずかしいと気がついた。ぶわーっと涙が湧いてくると前方が見えなくなる。

へええ、涙ぐらいでこないに見えなくなるもんだねと感心したが、ほんと見えないのでしょうがないからティッシュでぬぐいながら片手運転する。片手ハンドルなんて生まれてはじめてだけど、このところ他人が運転するのを見る機会が多く、みんな片手で悠々運転しているから、なんだ、そうか、やってみよう、お、ギリギリいけるとわかった。

そのうち湧いてくる頻度が落ちてきた。これならレッスンまでになんとかなりそうだ。そして、前回のレッスンのときからマスクをして行っていた。今日もマスク持参である。じゃあ涙も鼻水もマスクが吸い取ってくれるだろう。


で、前々回のレッスンまではずっとマスクをしていなかったが、なんか私の前の生徒さんも後のひとも、もちろん先生もずいぶん以前からマスクをしている。う~ん、もはや人間界のルールがそうであるならやっぱり合わせたほうが無難かね?と思い立ち、前回からマスクをしてみた。

マスクしてピアノ弾くなんて生まれてはじめてだったけど、息苦しいわ。しんどいわ。でも、マヌケヅラしててもOKってメリットはあって、その点はリラックスできてよかったな。

◆練習時間 :1週間単位での変化
1時間06分/日→1時間30分/日→2時間16分/日→2時間11分/日→2時間32分/日

増えたわっ! 「ビリーフリセット・リーダーズ講座」が終わったら、幸か不幸か着実に増えとるわっ! てめえは一度に一個しかできねーって証明されとるわっ!


▼ハノン6番/「11」の変奏で → わりとパリッと合格。
▼ハノン/変ホ短調アルペジオ → これもスルッと合格。スケールも暗譜で弾くけど、6つも♭ってどこ付いてんの?状態なんだが。
しみじみ思ったけど、「練習したら→弾ける」って当たり前かねえ。

さて、今日でアルペジオが一周終わった。スケールからも含めると、2019年8月20日にハ長調スケール開始から今日まで、約1年4ヵ月かかったことになる。やっぱしタイヘンねえ。それで、次回からはまたハ長調から「スケール+アルペジオ」を、もっとテンポを速くしてやっていく。


▼ツェルニー40番の5番 → また不合格。
ツェルニー好きなんだが、手に負担がかかるからあんまりネチネチやらない。やらないと弾けない。この5番は12月1日から練習しているけど、80♩ぐらいがせいいっぱい。遅ーい。自分では高速道路走れるじゃんとか思ってたけど、先生は新幹線だからねえ。えっ? いまなにが通過したっ?!


▼バッハ:フランス組曲第6番アルマンド → 合格。12月8日開始だけどね。
ツェルニーよりよほどかむずかしいはずなんだけど、バッハは底抜けたほど勝手に弾くから、わりとふつうにマルになっていく。あんまり弾きすぎてまだら暗譜できてる。

暗譜できてるもんだから、ほかの曲練習してるときでも魔が差して、うっかりバッハ弾いてる。弾き出したらあともう1回だけ、あ、もうちょい、これで最後にするから、っておまいはアル中かよっ?! ウチ帰ってからも弾いてた。合格するとうれしくてまた弾きたくなる。楽しすぎ。


▼モーツァルト:ソナタK283 ト長調第1楽章 : 発表会の1曲目。
まだまだですのう。もっとなにげなく、なんのテクニックも使っていないかのようにごくしぜんに、というのがモーツァルトのめざしどころだというのはよくわかっているけど、ぱっつんぱっつん必死さに満ち満ちておるわ。

▼ショパン:ワルツ Op.69-1 : 発表会の2曲目。
自分としてはまあまあ練習したのよ。わりかし細かく磨いたつもりでさ、ペダルのにじませ具合とかも相当がんばったんだけどね。弾き終わったら「あんまりよろしくないですね」と言われてしまった。

さらに先生がこう尋ねられた。「今日はどういうつもりで弾いておられましたか?」

この質問には驚愕した。えーっ?! どういうつもりって……

まったく予想だにしていなかった問いが、まるでカウンセリングのときのように心の深い部分に突き刺さった。


いや、その「つもり」はあるにはあった。主旋律をもっと浮かび上がらせるように弾いてみようと、そういう方向で練習していた。あと、こちゃこちゃやりすぎてたかなあ。「木を見て森を見ず」かなあ。でも、いまこの場でそんなふうに話すのはマズいかなあ。

と、あれこれ考えてたらひと言も話せなくなってしまった。無言状態。で、鼻水だけが大量に出てきた。マスクしといてほんとよかった。

しばらくしたら先生のほうからくわしく説明していただけた。あああ、たしかによろしくなかったわーと、ひそかに洟を垂らしながら猛省する。

今回はめずらしく練習していったのに、発表会用の2曲がなかなかうまくいかなかった。けっこう落ち込んで、帰りは「道の駅」でフテ寝した。べつにフテくされてなくても、レッスンの帰りはたいていその「道の駅」でゴロゴロするのが通例になっている。


車中泊してたころの枕と毛布をそのまま積んであるので、本格的に寝る体勢に入ったらほんとに1時間ちょっと寝てしまった。

ふと目が覚めたらあたりはもう暗くなっていた。日が落ちてしまうとわびしいのう。いつの間にか涙と鼻水も収まっていた。

こんなとき、もしパートナーがいたら、きっとやっぱり話をしたくなるんだろうね。
「今日のレッスンはさあ、鼻水垂らしててさあ、わりとがんばったのにうまくいかなくてさあ、帰りにフテ寝したんだよ」って、う~ん、たぶん言ってしまいそうだな。

でも、それって「甘え」かな? そういう「うまくいかなかった話」はだれにもしないほうがいいのかな? そういうときに「自分で自分をちゃんとなぐさめて」、何事もなかったようにパートナーにはすっきり向き合えるようにするのがオトナかな?

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