ピアノレッスン第78回|もっと「しあわせ」に弾いたらいいんですよ

前回のレッスンが12月29日(火)で、今日のレッスンはその一週間後ということで、いつものサイクルとなんら変わりはないのだが、あうぅー、ずーっとセッションの振り返りとかミョーな儀式(堀江さなえさんいわく「ほぼ除霊だね」)とかひとりで大騒ぎしてたもんで、時間の経過がオカしい。一ヵ月ぐらいレッスン空いたような気がする。

◆練習時間 :1週間単位での変化
1時間30分/日→2時間16分/日→2時間11分/日→2時間32分/日→3時間27分/日

それでも年末年始の休みがあったから、練習時間は顕著に増えている。しかし、発表会の2曲にもっと注力すべきだった。ツェルニー1時間とか的はずれじゃん。まあ、モーツァルトでたしかに効果はあるのだが。


あまりにもわちゃわちゃしていたから忘れそうになったけど、今日はピアニストB氏(私が敬愛するピアニスト)の誕生日なのだ。90歳を迎える。すでに去年の暮れごろから英語でのニュースは流れていた。いまはすぐに日本語訳がわかるからとても便利だね。

B氏は2008年(77歳)に引退して、その後は講演やマスタークラス、自作詩の朗読をヨーロッパで行なっていた。しかし去年からはもうできなくなったらしい。こういう状況下でしかも高齢なのだからそれはそうだろう。

今日ピアノのレッスンは14時からだった。私はときどき「マイナス9時間」を計算する。B氏がロンドンのハムステッド・ヒースに在住しているからだ。14-9=5。ロンドンはまだ早朝5時だ。老マエストロはまだ眠っているのかな。


▼ハノン7番/「12」の変奏で → 2回弾いて合格。
▼ハノン/ハ長調スケールとアルペジオ → 不合格。
今日から「2周目」に入る。うわっ、前に弾いたのは2019年8月か。2周目からは少しテンポを上げて。上げて弾いたらフォームがくずれて不合格。「片手ずつ練習してください」とのご指示。


▼ツェルニー40番の5番 → また不合格。

でも「前回よりはかなりよくなりましたね」とのこと。ふう。

▼バッハ:フランス組曲第6番クーラント → お初で持っていって不合格。
そもそも発表会の曲を優先したほうがよかったから、バッハはも少し練習を減らしてもよかったなあ。


▼モーツァルト:ソナタK283 ト長調第1楽章 : 発表会の1曲目。

一回目弾き終わると「まあまあですね」と先生がおっしゃる。

そして「あんまり『しあわせ』を感じませんね」と言われた。「弾いている本人が『なんてしあわせ!』みたいなものが聞こえて欲しいんですけどね」

う~ん、たしかに。そんなに「しあわせ」じゃないかも。そう、本人がしあわせを感じていないのに「しあわせなモーツァルト」なんて弾けないよねえ。


先生「いろいろ考えると、『わあ、楽しい!』みたいなのは損なわれるんですよね」
私「…………」はい、考えてばっかりですね。

先生「でも春子さんの場合、小さいときからいままでの間、幸か不幸かピアノを弾いてこられなかったでしょう? その『不幸』じゃなくて『しあわせ』の部分をね、いまピアノを弾ける『しあわせ』っていうのをもっと前面に出して弾かれたらいいんじゃないでしょうか? もっとしあわせに弾いたらいいんですよ」

その先生のことばを聞いて、なんか唖然としてしまった。

いまこのタイミングで、そんなことをピアノの先生に言われるなんてねえ。


いやあ、あのう、そのう、もう「不幸」は断ち切る方向でがんばってるけど、そうか、まだやっぱり音がね、「不幸」なんだね。つーか「手負いのノラ猫」がヤセ我慢して弾いてるモーツァルトかねえ。

きっとそうなんだろね。「嘆き」「憤り」「理不尽さ」しか持ち合わせていないのに、「しあわせあふれるモーツァルト」になんないよねえ。あのさ、まずは「本来の自分」につながらないとねえ。う~ん。

2回目の出だしはまたNG。でも3回目は「よかったですよ。がんばって作ったものかもしれませんが、まずは作らないとね。もっともっとしあわせな気もちを作って、それで弾きましょう」

そっかー、「しあわせな気分を作る」とこからはじめないといけないんだ! なんでうまく作れないんだろ? どうしよっ?! またビリーフかね? ええと、心の問題に行きついてしまって地味に悲しい。


▼ショパン:ワルツ Op.69-1 : 発表会の2曲目。

こちらはマシになっていた。ふう。でもミスタッチてんこ盛りはなんとかしないと。


帰りのクルマのなかで、そっかー、しあわせかー、自分ではけっこうしあわせに思っていたけど、そっかー、まだ手負いのノラ猫かー、シャーッてやってたらモーツァルトは弾けんのう、とかあれこれ思いめぐらせていた。

などとウダウダやっているうちに17時だった。ロンドンはもう朝8時。B氏はきっとおおぜいのひとたちに祝福されているにちがいない。

私はこのひとの音楽によって救われた。
うん、そう。あのときの感動につながるようにしてみよう。

お花畑も思い出そう。そうそう、絶景をずいぶん見てきたんだから、そのときの気もちにつながれるようにしてみよう。

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