心理学っぽいあれこれ

私が「いちばん欲しいもの」を教えてもらいました|パートの先輩と大ゲンカ その9(最終回)

ナビの履歴からふたたびFさん宅を呼び出してセットし、回れ右して走り出す。ほとんどクルマが通らない夜の道は、それでなくても気もちがたかぶるのに、Fさんのスマホをわざわざ届けることで、ほれ、Fさんの借りは返せるぜ、いや、そういうのをマウンティン...
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「お告げ」をもらうためにふたたび先輩のウチへ向かう|パートの先輩と大ゲンカ その8

先輩Fさんは、すっかりいつも通りに戻って、自分の荷物を後席から取り出し、そしてケラケラ笑って「ありがとな、春子ちゃん。気ィつけて帰りや。ちゃんと帰れるか? ナビあるからだいじょうぶか。迷ったら電話してな」と言ってクルマから降りた。 私...
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強行突破の末、先輩が見せてくれた「私の本性」|パートの先輩と大ゲンカ その7

Fさんのことばを完全に無視して、私はナビのとおりにFさん自宅めざしてクルマを走らせていた。 するとFさんは野太い声で「ええ加減にしいやっ!」と怒鳴った。私はまた恐怖を感じた。母ちゃんに逆らおうとしているときとおんなじや。ド、ド、ド、ド...
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「飲酒運転したがるひと」とのバトル?|パートの先輩と大ゲンカ その6

先輩Fさんが酔っぱらいながらも、いや酔っているからこそ、そのホンネとして「あたしはやっぱりダンナが大事」と長年連れ添ったご主人のことをうれしそうに話していた。 ああそうなんだ、じゃあもしFさんが「自分史」を作るんだったら、ダンナさんに...
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酔いの果てに出てきたホンネ|パートの先輩と大ゲンカ その5

宴会がお開きになったとき、パートの先輩Fさんは立ち上がるとゆーらゆーら揺れており、両脇をふたりで支えないといけない状態だった。メンバーは二次会に行くひと以外で、めいめい送るひと、送られるひとがあらかじめ決められていた。 だれかが私に「...
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私が過去に出会った3人の酔っぱらい|パートの先輩と大ゲンカ その4

ところで私は、人生経験が極端にとぼしいのでめったに酔っぱらいを見たことがないのだ。 ずっと前の会社で事務仕事をしていたとき、けっこうしょっちゅう宴会はあった。でも、そこの会社はめっちゃよく働くひとばっかしで、宴会やったあと、それからま...
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そろそろキナ臭くなってきて|パートの先輩と大ゲンカ その3

さて、宴会するお店に到着。さすがFさん、駐車場にクルマ停めるのも5秒ぐらいでスルスルッとおさめる。私はだな、いつも駐車に2分はかかってるよね。だいたいシフトレバーを左手だけで動かせなくて、両手でよっこらしょなんだよ。手首の関節も痛いからあん...
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