ちょっと寂しかったセミナー

今日と明日、上司は出張。このクソ寒いなか、北の国へ一泊二日である。私はいつにもましてのびのびと作業に励む。のはずなんだけど、なぜかけっこうあせって根を詰めてしまう。どうもうまくリラックスできないタチだね。

昨日からモタモタモタモタ、社内データベースから必要情報を抜き出す作業をやっており、10時間以上かかってようやく完成した。でもねえ、結果を書いてもたったの12行にしかならなくてがっかりさ。1件やるのにやっぱり10時間かかるべ。ん~、たぶん60件ほどあるから、全部で600時間かかるっ?! マジっ?! なんだかアタマがクラクラするけど、まあ、気長にやるしかしょうがない。でも、けっこうおもしろいよ。

それで、今日は夕方からまたセミナーがあった。かなりむずかしそうなヤツ。気にしないで、定時前にノコノコ会場の部屋に行ったけど……あれ? ドアが開かない。ちょっとノックしたけど応答なし。すると、その隣の隣の部屋はドアが開いていて、しかも席にはりっぱな弁当が置いてある。

弁当の存在に猛烈に惹かれて、だれもいないのをさいわい、そーっと入って、机のうえに置いてあるレジュメを見たら……ちがうわ、私が受けるセミナーじゃねえよっ! あわててその部屋を出て、しょうがないので自分の部署に戻ってウロウロしてみる。

すると、隣室のひとが帰る途中に、「あれ? どうしました、春子さん、セミナーは?」と声を掛けてくれた。「ああ、それがね、ドアに鍵がかかっていて……」「じゃ、いっしょに行きましょう」と、いつも親切なそのひとはわざわざついてきてくれた。

なんだけど、そのひとも歩きながら、「弁当付きセミナー」が目に入って、「もしかして、こっちの部屋に変更になったんじゃないですか?」と言う。ふふ、みんな弁当は気になるのだ。私「はい、そう期待したんですが、中身がちがいました」

で、もう一度会場に指定されていた部屋に来て、そのひとがノックすると、「はい~」と返事があって中からだれかが出てきた。セミナーの担当者らしきひとは「今日、出席者はふたりだけです」 うそ~ん! そ、そんなに人気のないセミナーかいな?

いっしょについてきてくれた隣室のひとにはお礼を言って別れて、私は超デカいモニターの前でちんまり腰かけて、セミナーがはじまるのを待った。ええと、テレビ会議でのセミナーとのことでそんなの生まれてはじめて。モニターには、各支店の出席者の様子がすでに写し出されていたけど、ウチの支店の映像は写さないらしい。うん、きっとふたりだけだからだね。よかったよかった。

あとひとり、どんなひとが来るか心配だったが、やっぱり超エラいヒトが現われてビビりまくる。まあ、私以外のひとは、全員私よりエラいに決まっているのだからあきらめて早く慣れよう。

さて、セミナーがパワーポイントを使ってはじまったが、ふうん、なかなかおもしろい。わからないけどおもしろい。そして、はじまって10分で、私の隣にいたエラいヒトは席を立って帰ってしまった。わぁい、ホッとした。で、あとの50分はそれこそのびのびとレジュメにマーカーを引いたり書き込みをしたり、けっこう楽しくお勉強。

でもなあ、たぶん2割くらいしかわかっとらへんと思うわ。セミナーが終わってモニターが真っ黒けになったので、担当のひとに声をかけに行ったら、そのひとが「どうでした? むずかしすぎたでしょ?」とおっしゃる。

うぐぐ、図星じゃん! でも、そないにズケズケ言わんといて。私が「はい、そうです、ほとんどわからなくて……」と答えると、そのひとは「来月はね、もっとやさしくておもしろいのがあるから、また申し込んでください」と言ってくれた。ふっふっふ、なんか、このひと私のことをよくわかってるなあ。

わからんことばっかしだったが、それでも、ひとりで本を読んでいるよりかはずっと取っつきやすい。それに、少しだけでもサワリがわかると、もっと勉強しようという気にもなる。それにしても、ココの会社ってセミナーがどっさりあっておもろい会社じゃのう。いいところに就職できたなあ。

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