すなおじゃなくて我を通した結果がコレなんだ

ふつう一般的に「なにかが急にできるようになる」ってまずないよね。

あ、そうでもないか。鉄棒の逆上がりとか、自転車乗れるようになるとか、うん、あれはひょいと急にできるようになる代表か。

でも、そんなのはむしろ例外で、なんでもたいていはコツコツと長年積み重ねて、ちょっとずつ上達するものだろう。

とくに楽器はねえ。

なのに、ただいま「逆上がりできちゃった」状態をプチ体験していて、はは、やべえなあ。


はじめてツェルニー練習曲をねちねちやってみたら、おうおう、これがもしかして「指が回る」ってことかいな?ってなった。

いや、他人が聴いたらぜんぜんたいしたことないけど、自分の感覚では超ヤバい。ほんま高速道路走れるようになったぐらい体感がちがう。

なんか気分もちがっており、そう、まるで憑きモノが落ちたみたい。これまではなんだった?

まさかピアノの練習でこんなことになるとは、まったく予想していなかった。

私は山登りのほうがうんと長い。ひとりでハイキングからはじめて、だんだん高い山にも登れるようになった。しかしねえ、山に登っていて「やにわに上達した」なんて経験はないよ。


そりゃテント担いでどこの山にもひょいひょい登れるようになったときは、いちおう自分で満足できるレベルになれたと思ったけど、そうなるまでには数年かかっていた。そんないきなり「急に18kgを軽々担げるように」なんてならねえよ。

だのに、ピアノがねえ。急にねえ。

さて、よく思い返してみても、「2年1ヵ月、練習してきたから」というわけではない。ずーっと練習してきた成果じゃないんだよ。ほんまにそう。

急に変わった原因は、はっきりツェルニーなのだ。

ツェルニーを、レッスンで教わったとおりにきちんと練習するようにしたら、急激に指が動くようになったのだ。


で、いまも毎日ツェルニーをやってるけど、この効果は超低速で弾いていてもちゃんとあらわれる。

現在、ツェルニー40番の9番が課題に出されているが、まだやりはじめたばかりでテンポを上げられない。今日でようやく♩46.5だよ。0.5なんて付いているのは、♪93でやってるからだ。♪単位でメトロノームを1個ずつしか上げられないんだよ。

これはだな、高速を46.5キロで走っとるのとおんなじだ。でも、このぐらい低速で、手のフォームを入念に確認しながら弾くのがいっちゃんよろしい。

こんなに遅くても、いいかたちでの動きをなじませていったら、バッハのタカタカ系も自動的にラクになってきた。ほう。


自分の体感としていちばん顕著なのは「各指の独立」だ。指の一本一本がぱっきり別のモノという感覚がめばえてきた。こんなんはじめて。

そうすると、タカタカ系を均一にパラパラ弾けるような感じになる。それをレガートにも離し気味にもコントロールできる。

さらに、和音をパシッとそろえて押さえて、かつ一番上の音だけ大きめに鳴らすとかもすごくやりやすい。重音のレガートもマシになった。

アタマから出した指令どおりに指が忠実に即反応してくれるみたいで、なんなん?これ?ってあっけに取られる。

あんまりびっくりしたのでネットで調べていたら、「ハノンで魔法のように上達した」というひとがいた。ハノンを毎日1時間半やったら短期間で劇的に変化したらしい。


このひともハノンを速く弾いたのではなく、ふつうに弾けるテンポでうつくしく弾くよう練習していただけという。それでもあまりに効果がありすぎてハノンがやみつきになったそうだ。

おこがましいけど、うん、わかるような気がする。マジやめられなくなるよ。おもしろいから弾きすぎに注意しなくちゃ。

結局、ハノンもツェルニーもちゃんと効果があるんだねえ。ほんとすいません。やってなかったから弾けませんでした。それだけでした。

要するに「指導されたとおりに、すなおに基礎練習していなかった」からダメだった。

自分で勝手に「曲の部分練習をたっぷりやれば十分」と我を通していたからあかんかったわ。

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