【実験】シャワーの前に、あらかじめファンヒーターで浴室を温めてみた│前編

日々のあれこれ

母ちゃんが退院するまでに、やらないかんことがあり過ぎ。

そのひとつとして「浴室が寒すぎて、シャワーを浴びることができない」問題がある。

母が入院したのは、去年11月30日。

それまでは、ヘルパーさんの介助で、ずっとシャワーを浴びていた。

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私は、そろそろシャワーだけじゃ寒いだろう、とわかってはいた。

じっさい、母は「寒い」と言っており、だけど、ヘルパーさんに遠慮して「もっと長いあいだ、シャワーをかけて欲しい」とは、あまり頼めなかったようだ。

で、ヘルパーさんが帰ったあと、私に「寒い寒い」と嘆く。

ソレ、シャワー浴びているときに、言ったら?

と思うが、う~ん、気安く言えないのが母なのだ。

そもそも母は、浴槽に浸かることができない。

もう足がおぼつかなくて、浴槽をまたぐことが、介助を受けても不可能なのだ。

なので、冬場になってもシャワーしか使えない。




さて、去年12月になったら、ふだんシャワーしか浴びない私も、寒くなってきた。

たしか一昨年までは、冬も熱いシャワーでしのげていたのに。

私は、こっそりと浴槽にお湯を張ってみた。

ドキドキしながら、はじめて「ふろ自動」というボタンを押してみたのだ。

すると、浴槽の下方にある丸いステンレスのすき間から、お湯が吹き出てきてびっくりした。

しばらくすると、「人形の夢と目覚め」のメロディーが流れ、「お風呂が沸きました」と音声があった。

「人形の夢と目覚め」を聞いた瞬間は、うげっ、左手そろえんの、てえへんだ、小さくすんのも、てえへんだ、ぜったい弾きたくねえ、と猛烈にイヤな気分になった。

いや、弾けと言われていない。フロに入ればいいだけだ。

またもこっそりと、なんとなく足音をしのばせながら、浴室に入り、恐る恐る湯のなかに浸かってみた。

うう、極楽だ。




適温適量のお湯がたたえられていて、はあ、風呂っていいもんだと、あらためて思い知った。

あごの上まで浸かって、ちゃぷちゃぷしていたが、ふと「追いだき」というボタンが目に入る。

いやあ、ユニットバスで「追いだき」なんてボタン、生まれてはじめて。

よし、押してみようじゃないか!

すると、またまたあの丸いステンレスから、熱々の湯がたちまち沸き出てきた。

熱い熱い! だけどますます極楽!

私は、あわてて洗面器で湯をかき混ぜながら、パラダイスを満喫した。

へええ、「追いだき」機能って、こんなに強力で、こんなにしあわせになれるんかいっ?!

そのとき、はじめてわかったね。

賃貸物件とかの設備欄にさ、わざわざ「追炊機能」って項目がある。

そっかー、追い炊きパラダイスを知っているヒトにとって、ソレの有無は非常に重要なのだ。

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