すいません、一週間シャワーを浴びていませんでした、私。
ま、シャワーのたぐいはメンドクサいんで平気なのだが。
自分の引っ越しと母の引っ越しで、ぱっつんぱっつん、気がついたら前回のシャワーから一週間たっていた。
母ちゃんは、というと、四日前、デイサービスでお風呂(機械浴)に入ったきりらしい。
「機械浴」なんて知らなんだ。
▼機械浴(チェアー浴)はこんな感じ
出典 https://www.og-wellness.jp/product/care/hk825
すでに母は足元がかなりおぼつかないので、デイサービスでこういった機械浴で入浴していた。
一見気もちよさそうだが、いろいろモンダイもあるらしい。
デイでは、次々とそれこそ「機械的に」数をこなして、利用者さんをちゃっちゃと入浴させていく。
利用者さんは、全員すっぽんぽんで待たされて、前のヒトが終わったら、すかさず車イス?で運ばれて、ガサガサガサっと髪の毛をシャンプーで洗われ、リンスなんて、ぶっかけて一瞬で洗い流される。
介助のヒトは、背中は洗ってくれるが、母はまだ両手を動かせるので、身体の前面は自分で洗うものの、次のヒトが控えているから、猛スピードで洗わないといけない。
そのあと、車イスで移動して、機械仕掛けの浴槽にハメ込まれる。
すると自動的にお湯が溜まり、その後少しだけジャグジーになる。この数分だけは心地よいという。
それから、じきにお湯が排出され、また車イスで移動し、バサバサバサッと身体を拭かれておしまい。
結局、服を脱いでから、また着るまで、合計30分弱!
それは……せわしすぎる。
私なんてグズだから、自分がシャワー浴びるのすら、合計1時間10分かかるのに。
で、母ちゃんは、前回の機械浴から四日たっているので、なんだかすごく控えめに、
「シャワー、浴びれたらいいな」と小さい声で言う。
ああ、そうかとようやく気がついて、今日ははじめて母の入浴介助を試してみた。
まあ、古いマンションだから、風呂場が狭いのう。
なるほどね、今どきの広めの浴室なら、こういうときも便利だろうね。
そんなの、賃貸マンションを選ぶとき、まったくアタマになかったマヌケです。
私は、自分が中腰になるのがしんどいんで、母を風呂用介護イスに座らせた後ろに、自分も風呂イスを置いて、のんびりシャワーをかけてあげた。
母ちゃんは「気もちいい、気もちいい!」と子どものようにはしゃいでいる。
なんつーか、ちょっとでもなにかやってあげると、とてもよろこんでくれるので、手助けのし甲斐のあるばあちゃんだ。
髪の毛もゆっくり洗い、ゆすいで、またのんびりリンスをする。
つぎに私がボディソープを泡立てていたら、
母ちゃん「デイは、石鹸だった」
えーっ?! あんなにクソ忙しいのに、なんで石鹸やねんっ?!
きちんと泡立てるヒマがないらしく、私が作った?泡を見て、非常によろこぶ。
そっかー、施設にずっといたら、「たっぷりの泡」なんてもう見ることができなかったんだ。
なんか次々と、まるで「人間洗濯機」をかけるように、まあ、そうするより仕方がないが、ざーっと流れ作業で入浴させるんだなあ。
で、はじめて母を洗ってみたけど、うん、そんなに手間じゃない。
だが、これがしょっちゅうとなると、正直しんどいしメンドクサい。
そもそも自分がシャワー浴びるのすら、メンドクサいんで、それが倍以上になるのはイヤだ。
あと、冬場は、どうやって浴槽に入らせるのかがわからんよ。
というわけで、新しいケアマネさんに「訪問入浴介助」はお願いしてある。
でも、↓コレ、欲しいな。