去年の12月18日に入社したので、おお!なんとか無事に2ヵ月が過ぎた。続くかどうか、ずっとハラハラしていたんだよね。いや、いまのところ大丈夫。たぶんこのまま勤めていられそうな気がする。
でも、私がなぜ13年間も引きこもって働けなかったのか、その理由を説明するのはけっこうむずかしい。引きこもりだった事実を他人に言うのはちょっと恥ずかしいけれど、かといってごまかそうとも思わなかったので、去年通っていた職業訓練校でも「ずっと引きこもりでした」と明言していた。
まあ、これもいま思えば、なかなか他人に「ああ、そうなんですね」とうなづいてもらえるものじゃない。数年前に、心理学セミナーで隣のひととペアワークをするときに、自己紹介で「高齢引きこもりです」と言ったら、相手の女性に「え? そんなひと、はじめて会いました」と非常に驚かれてしまった。
いずれまた、なぜ引きこもりだったのか、おいおい書いていこうと思うけど、とにかく引きこもりというアンダーグラウンドの世界から、容易には抜け出せなかったなあ。おととし、2016年8月25日から10月4日まではパートに行ったが、ええと、41日間で辞めているよね。
だから、いまの会社もまずは2ヵ月続くかどうかが勝負だったけど、おかげさまでとりあえずクリアした。ふう。今日もそこそこマイペースで、データのお手入れに励んでいたが、上司だったり隣室のひとだったりが、私にさりげなく気遣いを示してくれる。外部から来ているひとともちょっと楽しい会話があった。
う~ん、やっぱりひととのふれあいが支えてくれるんだなあ。仕事そのものもおもしろいしパソコンも楽しい。けれども、働く意味ってやっぱりひととの関わり合いのなかにあるんだろう。昔OLをやっていたときは、そんなこと微塵も思わなかったけどね。
でも、いまはちがうな。いろいろなひとに思いやりをかけてもらっているうちに、ああ、心地よいものだなあ、ありがたいなあ、そうなんだ、ひとの好意をただすなおに受け取ればいいんだなあとわかってきた。まだぎこちないんだけど、ま、私が世間をウロウロしていても、だれも攻撃しないんだとやっと気がついた。