Webサイトを作るためには「HTML」をお勉強したほうがよさそうです。まあ、そうだよなあというのは、むかしむか~しサイトのことをホームページといっていたころから気にはしていました。
ホームページとか作れたらカッコいいなあとあこがれていましたが、作りたいものが何もありませんでした。カタチだけマネをしたい……オツムのユルさはむかしからでした。
さて、ようやくHTMLがどんなものか少しわかったのは、去年のことでした。求職者支援訓練という制度を使うと、タダで専門学校に行けると聞いて、それを利用してWebの学校に行きました。タダだから行ったんです。自分でおカネを払うんだったら絶対やりません。
うっかりしてよく確かめずに入ったら、そのカリキュラムが超絶超速でぶったまげました。まあいま思えば、あのコースはHTML・CSSをある程度マスターしているひとが対象でした。実際、生徒さんもたいていHTMLなんかチャチャッと入力していくひとばかり。私のように「タグってなに? アルファベットのタイピングしたことないけど」というレベルは3人ほどでした。あ、アルファベットが打てないのはさすがに私一人でした。
それで結局、HTML・CSSの授業は16日間だけでした。まったくの初心者で、しかも私は54才のおばちゃん。いや、あっという間に落ちこぼれてしまいました。学校に行けば勝手にデキるようになると思っていた私がバカでした。自分のトシや経験を考えたら、HTMLだけをゆっくり教えてくれるコースを選んだらよかったのです。
カリキュラムはその後、JavaScript→データベース→SQL→PHP→WordPressと進む予定でしたが、私はJavaScriptで完全に脱落、あっさり退学しました。やめないほうがよかったのか?というと、いやそうでもないです。いちばんの基礎であるHTMLをわかっていないので、そんなボロボロの状態で次に進んでも絶対理解できません。足し算・引き算ができないのに、高校数学に挑むようなもんです。
まあもう、五十の手習いですからゆっくりHTMLからやり直しです。3月30日からいちばんかんたんな入門書をユルユルやっています。マイペースは楽しいのお。いつ終わるかわからんけど。
ただ、勉強したことがさっぱりアタマに残りません。午前中にやったことが午後には忘れています。ふつうこういうのは「次の日になったら思い出せない」というのが多いと思うのですが、もはや半日の記憶も維持できないのです。
「権兵衛がタネまきゃカラスがほじくる」となることはわかっていましたが、なんかカラスがわんさか群がってくる。ホンマにまいたんか?っつーほど記憶がありません。五十も半ばを過ぎるとヒドいありさまです。
けれども、覚えては忘れ、忘れては覚えを根気よく繰り返すしかしようがありません。地道に何度もやるだけです。さいわい私は単純作業が好きなので、まあ単純に繰り返すだけならなんとかなりそうです。「応用ができない」「自分で考えることができない」というあまり向き合いたくない欠点はおいおい考えることにします。