父の火葬にそなえてあれこれ

二日後の父の火葬にそなえて、手紙を書いたりしていた。私は、ずっと以前に一度だけ父から手紙をもらったことがあった。いまから12年ほど前だったと思う。それは、私を励ましてくれる内容の手紙だったというのに、私は返事を書きそびれてしまった。

その当時はまだまだコドモで、いや、いまも私はコドモじみているんだが、やっぱり両親に甘えていて、親の思いやりが当たり前と見くびっていた。いまごろになってやっと、父や母がせいいっぱい愛情をかけてくれていたと気が付いた。

それで、父宛にようやく手紙を書いた。いろいろ思い出されて泣けてきて中断したり、父が残していた書類のスキャンを見たり、ぼーっとしたり、なかなかはかどらなかったがやっと書けた。勝手気ままにあれこれ書いたけど、べつにいまじゃなくても、父が生きていたころにでも、こうして話せばよかったなあ。

ああ、でも亡くなったひとって、かえって身近にいてくれるような気もする。だから、これからもこんな風にときどき手紙を書いてみようか。

明日は、昼前に飛行機で行って、現地にやや近いカプセルホテルに泊まる。明後日、7月19日は宿泊地から直通の電車1本で、斎場へ向かう。最寄り駅から斎場へはタクシー。

献体事務室から来た書類には「十時三十分 点火」と書かれていた。そうなんだ、点火って言うんだ。花火みたいだ。

父は無宗教だったが、さすがになんにもなしで荼毘に付すのもアレかなあと思ったので、キリスト教式での火葬前式を自分で適当に考えておいた。私は以前教会に行っていたことがあるので、ほんのちょびっとならまあわかる。でもなあ、葬式も出席したことないけど。しかし、仏教になるとまったくもってさっぱりわからない。お経なんか皆目わからん。

だから、適当にキリスト教でやることにした。讃美歌(聖なるかな)→お祈り→主の祈り→讃美歌(主よみもとにちかづかん)。父はきっと「なんでもええわ」と言うだろうし、クラシック音楽が好きだったから讃美歌ならいいじゃん。

火葬はたぶん午前中には終わると思うが、LCCは遅い便しかなくて午後9時発だ。骨壺をかかえて帰宅するのは日付が変わってからだろう。

ということで、ブログはしばらくお休みします。やっぱりいろいろ疲れそうだし、いや、単に私のキャパが極小なだけなんだが、火葬のあとはしばらく何もできないと思う。なので、気力が戻ってきたら、おいおいブログも再開します。

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