なぜ残業代が出ないのか? 「見かけ」の理由 その1

世の中は、だんだんサービス労働を良しとしない方向に向かっているようで、それはタイヘン喜ばしいことだ。でも、その実現がむずかしい職場もある。

この会社に入社して、定時に帰ることができたのは最初の二日間だけ。三日目からは延々とサービス労働が発生しており、先月きちんと記録したら1ヵ月に144時間もサービス労働をしていた。なぜ、こんな事態になったのだろうか?

〔理由 1〕 私がグズだから。

いや、ホンマこの理由だけで終わり。ちーーーん。
あえて補足すると、遺伝子によるものである。父ちゃんが「こんな感じ」だった。母から数千回ほど聞いていたが、父は結婚してすぐから、毎日毎日仕事を持ち帰って延々とやっていたそうだ。自分がそっくり受け継いでいるからよくわかるけど、あのなあ、つまりもともとのスペックが低すぎて、ゆっっっっくりしか何事もできない。

ま、それでも144時間も残業をしていたら、2~3時間ぐらいは残業代が出てもいいかもしれない。でも、出ないんだよ、この仕事。なぜ出ないのか?

〔理由 2〕 給料の出どころが「税金」で、しかもソノ大元が少ないから。

コレなんだよね、残業代が出ないのは。私は、ふつうに会社組織に就職したつもりだったけど、入ってみたら私の給料は「特別な資金」から支払われることになっていた。そんなん、知らんがな。私はふつうに事務をするつもりだったのに。

その「特別な資金」は税金である。国民のみなさまが納めた血税である。ゆめゆめ1円たりともムダ使いは許されない。え? なに? 脳ミソのユルいおばはんが残業代欲しいってか? オノレがグズなだけで、んなもん払えるかっっ! ……ごもっともでございます。

年度替わりで転勤してきたひとに聞いた話だが、そのひとがいた支店にも、私のような仕事をしている女性がいたそうで、やっぱりその女性も残業代がもらえなかったらしい。その「特別な資金」というのは、なんか儲け話につながるわけでもなく、なんつーかすぐに結果が出ない特殊な仕事に使われる資金だから、使途が厳しく制限されてしまうし、もともと資金自体が少ないものだ。ああ、私だけじゃないんだなあと思ってちょっと納得した。

ただ、やっぱり弊害はある。みんな辞めたくなるんだよね。だんだんわかってきたが、前任者も前々任者も短期間で辞めてしまっている。ま、そりゃそうだわな。けっこうむずかしい専門的な仕事だし長時間サービス労働はあるしで、とてもパートのおばちゃんがやる内容ではない。

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