やっぱり慰められて当たり前?

昨日すんなり退職を認めてもらえたので、すごくラクになった。あと1ヵ月半でこの重圧から解放される。バンザイ! 締め切りがあるものもずいぶん片付いてきたし、あとはデータの整備をするだけ。これが大量にあるけど、5月末までならたぶん間に合うはず。

気もちの9割は、辞められることでほっとしているが、1割はちょっと苦い思いもある。ああ、また辞めちまうんだよなあ、どこに勤めても1年ともたないんだよなあ。と、自分を責めそうになるけど、そこはあえてベストな選択をしたんだと思うことにする。

ちょっと辛いいま、ロ短調ミサ曲の冒頭を聴くと、ぶわわわっと涙があふれてくる。べつに何もなくても、この最初の4小節で泣けるんだけど、いまはとくにダムの決壊みたいになって、うおおおんと泣いてスッキリする。

この曲、短調でおもくそ暗い。合唱の先生いわく「ロ短調は、破滅や破壊を意味します」。なので、打ちのめされるようなフレーズがこれでもかこれでもかと延々と続く。でも、最後の最後、ホントに最後の一音だけ劇的に転調してロ長調になって終わる。最後だけ光が差し込むようにぱあっと明るくなって終わる。

この最後の光のために、それまで延々闇が続く。ま、私の人生は大半お気楽でそんなに苦労はないけれど、光は欲しい。いやまあ、この曲を歌っていれば、いつも必ずココにたどり着ける。てか、歌詞がぜんぶ「キリエ・エレイソン(主よ、憐れみたまえ)」で、要はこの曲を練習していたら、自動的にお祈りまで兼ねてしまう非常に便利な曲なのだ。

うん、つまりコレを歌うだけでしあわせになれるっちゅうことね。第1曲目の「キリエ」、これはけっこう長くて10分ちょいある。光が差し込むまではしばらく彷徨うことになる。

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Bach – Mass in B minor (Proms 2012)
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