北海道放浪33日目|大回りして行った襟裳岬、その迫力に圧倒される

5:00起床。車内温度25.0度。襟裳岬を踏んづけたいと思っていた。現在地の大樹からだと、ちょうど反時計回りにぐるっと回って、時計の針が5時のあたりに襟裳岬がくる。襟裳岬のためだけに、ぐるりんと一周するのもめずらしいと思うが、まあそういう巡り合わせなんだよ。

道の駅「コスモール大樹」は、なんの変哲もない道の駅だが、

館内に3畳間が付いている。昔ここに来たとき、チャリダーのにいちゃんがこの3畳間に泊まっていた。チャリやバイクのひとはキャンプ地を探すのに苦労するからね。

さて、まずは日高山脈を東から西によいしょと越える。どんどん高度を上げていって、

峠ではなく野塚トンネルをくぐる。クルマはらくちんだ。しかし、このあたりはかなり寒い。半袖では外に出られない。

トンネルを抜けると、小ぎれいな園地があらわれた。翠明橋公園だ。

ログハウスのなか、うう、一泊してみたいほどきれい。

たまたま公園で出会った帯広のご夫婦にミニトマトをいただく。「うちの畑で取れたヤツです」と、ご主人がにこにこしてくれた。とても甘くておいしい。

日高方面へ向かってずーっと下っていくと、

牧場がそこかしこに。日高だから牛じゃなくて馬。

お馬の親子♪

子馬、かわええ。

そして、あっという間に海が見えてきた。久しぶりに見る海、これは太平洋だ。

とんがっているのは「塩釜ローソク岩」。襟裳岬めざして、海沿いを南下し続ける。

ついに襟裳岬に到着! まずは灯台。あたりは霧につつまれており風が強い。ここは風速10m/sを超す強風が年間260日以上も吹くらしい。

「襟裳岬」の表示板があるところからは、こんな断崖絶壁が見える。波が打ち寄せる音も響いている。

「襟裳岬」表示板から先へ、まだ歩いて行けるみたいだ。

花も咲いているが、海の迫力に気を取られる。

「襟裳岬突端」という表示板がある箇所からはこんな眺め。霧に浮かぶ岩礁。

ところが、まだ先のほうへ行けるみたいなので歩いていく。

もっとも先の部分に行くと、凄惨なほどの光景で息を呑んだ。こんな景色は本当にはじめてだ。

天候によって印象は異なるだろうが、今日の荒々しい様相はすさまじいほどの迫力だ。

灯台方面の断崖。

いやいや、じっさいに見てみないとわからないものだと、襟裳岬を目の当たりにして痛感した。訪れてよかった。

襟裳岬からは、海沿いに北上する。いくつもあるトンネルを抜けるたびに天気がよくなり、とうとう快晴に。さっきの襟裳岬はなんだったんだろう?

レストランやカフェなんかないので、こんな昼ごはんだったが、

北へ向かうとだんだん店もあらわれてくる。牧場カフェ「半田ファーム」へ。

ほっこりとした店内で、

チーズケーキ。手作りだからおいしいね。ワシ、一日一度はカフェに入らないと生きていけないカラダになりつつある。

ぐるっと一回りして、今朝出発した道の駅「コスモール大樹」も通り過ぎて、こんな牧場が見えてくると、

道の駅「忠類」だ。この駅の隣に「ナウマン温泉アルコ236」がある。昨日と同じく今日もその温泉に入り、車中泊もここにする。

襟裳岬はすごかったなあと心揺さぶられる一日だった。

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