8:30起床。車内温度25.1度。昨夜はたまっていたブログを書いていたら、寝るのが夜中の2時になってしまった。1日分を仕上げるのに3~4時間かかる。
私はなにをやってもおそいので、まあこんなもんだと思っている。歩くのもおそい、食べるのもおそい、クルマも40km/hがベストなのでたちまち大名行列ができてしまう。
道の駅「ニセコビュープラザ」はすっかりふだんどおりの活気を取り戻していた。
私は野菜がきらいなのでロクに見ていなかったが、ここは大規模な道の駅だけあってたいへん多くの野菜がある。
パンが入荷していておどろいたが、石窯で焼いたパン。石窯は電気もガスも使わず薪で焼くから停電でも大丈夫だそうだ。
豆腐も油揚げもたくさん。生産者から直接仕入れるから販売できるのだろう。
今日の朝食。一昨日豊浦温泉しおさいで買った豆パン、道の駅で買ったミニトマト、スティックコーヒー。
ここの道の駅にいたら当面困ることはないが、カセットボンベが1本強しかない。道の駅のスタッフのひとが「サツドラにあるかもしれません」と教えてくれた。
道の駅からほんの100m先にあるサツドラニセコ元町店。
ここには水も十分あるし、
パンもあるし、
玉子もあった。そういえばタンパク源がなかったので購入。
でも、カセットボンベだけは売り切れ。ついさっき最後の1本が売れてしまったらしい。
そうこうしているうちに12時になったので昼食。カップ麺に玉子を入れたらおいしかった。
お湯を沸かしてカップ麺の準備をして、トマトを洗い、粉末麦茶を飲めるようにする。たったこれだけのことが非常にめんどうで、しかも30分ほどかかる。
カフェの外食はラクチンでいいよなあと思い出していたが、ラーメンを食べはじめたら意外とおいしいし、ダラダラ食べるのでときどき寝っころがったりしてみると、そんなに悪くないなあ。
今日は朝からずっと雨。外の景色はなにも期待できないので施設系を見学したかったが、いくつか問い合わせてみたもののどこも閉館だった。震災の翌日だからそりゃそうだ。
ニセコから10kmほど離れた倶知安に行ってみて、ホームセンターのホーマックをのぞく。
うん、カセットボンベはみごとに売り切れ。
カセットコンロも全部ない。
けれども広大な店舗のなかを見てまわるのは楽しい。
クルマのダッシュボードに貼りつけておけるLEDライト。ソーラーで電池がいらない。
停電なんてめったにないけれど、いざというときに便利そうなので購入。最後の1個だった。これで道の駅が停電でもトイレに行ける。
もうストーブを大々的に売っていて、やっぱり北海道だなあ。
さて、これもあちこち電話をしてわかったことだが、日帰り温泉も営業しているところがいくつかあった。
そのうちのひとつ、「倶知安温泉ホテルようてい」。
入浴のまえにまずはおやつ。
こういうときは食事内容がとぼしくなりがちなので、おやつを大事にしようかな。
ホテルというより旅館風な造り。
お湯はぬめりがあって肌がつるんつるん。
脱衣所でおばさんふたりが話していたが、「困っているひとがたくさんいるのに温泉なんか入るのもどうかと思ったけど、昨日はうちのお風呂にも入れなかったし、もうここに来たくなったから」という。
ああ、そんなこと考えなくてもいいよねえ。
私は阪神淡路大震災で被災したが、震災があったからこそ得られた恩恵がある。山登りをはじめられたのもそのひとつ。
その経験があとになって吉となるか凶となるかはだれにもわからない。
そんなふうに罪悪感をおぼえるひとはやさしいひとなんだと思うけどね。でも、ヒトのことは気にしないで楽しんだらいい。
大広間の休憩所でゆるゆる。やっぱり温泉はありがたい。
帰り道にあったセブン-イレブン。食料品はほとんどなくなっていた。
カップ麺もきれいさっぱりない。飲み物はもうしばらくありそう。
マックスバリュ倶知安店は営業していた。昼12時から再開したらしい。こういう大型店舗が営業しているとホッとするが、
やっぱりあらかた売り切れている。
でも、缶詰は残っていてサケ缶は助かった。
うずらの卵も便利だ。
イートイン、電子レンジとお湯が使えるのでとてもうれしい。ガスを使わないで済むね。
夕食。サケ缶、カップ豚汁、パックご飯。パックご飯は自宅から持ってきたものがまだ大量に残っている。
サケ缶が超絶おいしい。
ウチにもどれば、いちおう非常食と水を一週間分用意してあるが、考えるのがめんどくさくてたいしたものを置いていない。サケ缶が美味だったので、それも含めてまた内容を見直そう。
しばらくは道の駅「ニセコビュープラザ」に住もうかと思って、倶知安からまたもどってきた。
道の駅のほうが、大型スーパーよりも食料が多そうだ。
今日は車中泊のクルマはかなり減っていて十数台ほど。昨夜多かったのは、地震当日で避難してきたひともいたからかもしれない。