放浪中のほうが規則正しく充実した毎日だった

ふたたび引きこもりにもどったら、際限なくダラダラしている。
放浪の疲れが取れたらそのうちやる気が出てくるか?と思っていたのに、まったくそんな気配はない。

思えば放浪ライフのほうが、はるかに規則正しく充実していた。
道の駅の朝は、ほどほど活気があって自然に目が覚めるし、周りのひとたちが顔を洗いに行ったり、車内をととのえたりしている様子を見ていると、私もそろそろ動こうかという気になった。

そして、クルマに乗っている限り「アクセルを踏むだけ」で前進するわけで、筋金入りのぐうたらな私でもさすがにソレはできる。
ホンマ、運転席に座ってアクセルを踏むだけでどこにでも行けるって、あらためて考えるとまるでSFのように驚異的な移動方法だ。
しかも電車やバスとはちがって、自分の気が向いたときに動ける。いっさい時間にしばられない。
クルマは究極の自由が手に入るのだ。

その日の朝に行きたいところを決めて、のんびりそこに向かい、好きなだけ滞在する。夕方になれば温泉へ行き、そのあとはレストランかコンビニで好きな夕食を取り、近場の道の駅で眠る。
車中泊の旅は、私にとっていちばんゆったりと思うぞんぶん自由を楽しめるスタイルだった。

だから、またいつかこんなふうに旅をしてみたい。
北海道だけでなく、東北、関東甲信越、関西、中国、四国、九州、沖縄も行ってみたい。
そして、できれば低山を少しばかり登ってみたい。

さて、放浪ロマンが果てしなくひろがるのはいいとしても、路銀が必要だ。
なにかしら稼ぐ手立てを考えないといけない。

けれども、雇われて働くことはしたくない。というか、でけへん。
私はふつうのヒトのペースで動くことができないので、もう雇われの仕事はできないとわかった。
クルマの運転でせいぜい50km/hしか出せないように、仕事もめちゃくそゆっくりしかできないからね。

だから、マイペースでできる自営の仕事をこれからぼちぼち考えようと思っている。

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