旅に出て記録を残すというのは、単なる遺伝だった

今日は「休養日」にした。一日のんびり遊ぶだけ。
ひさしぶりに丸亀製麵へ行き、いつもの肉うどんをすする。

肉うどんを食べるたびに思うのだが、コレを父ちゃんに食べさせたかったな。
たぶん父ちゃんは、丸亀製麺の肉うどんを知らずにあの世へ行っちまったけれど、こういうガッツリしたうどんは好みだったんじゃないかね。

北海道でも、ああ、この景色を父ちゃんに見せたかったなとよく思った。
もともと父こそが貧乏旅行が好きで、独身のときは自転車であちこちさまよっていたらしい。

父の遺品を整理していたら、大昔のサイクリングの雑誌が2冊出てきた。
発刊日を見たらまだ結婚するまえだった。

大量にあった遺品はほとんど廃棄しないといけなかったので、その雑誌も捨てるつもりだったが、何気なくパラパラとめくったら、父の名まえが目に入ってきてびっくりした。
それは、父がその雑誌に投稿した紀行文だった。

長文だったのでその場では読み切れず、ドキドキしながら大切に持ち帰った。
そのときに斜め読みした印象では、ゲッ?! なんか私の書く文体に似てるんじゃねえの?
いや、私が父に似ただけか。

今夏、北海道を放浪したとき、はじめのうちはブログにくわしく書くつもりではなかった。
しかし、書かないとすべて忘れてしまうんだよね。
とくに最近は記憶のおとろえがひどくて、その日のうちに記録しておかないと雲散霧消してしまう。

それで、旅のようすをブログにアップすることにした。
たいへんだったけれども、きっと5年後10年後に読み返して楽しめると思う。

生前父は非常に無口だったので、サイクリングをしていたこともまったく聞いたことがないし、雑誌に投稿したこともぜんぜん知らなかった。

けれども、父が残したサイクリングの雑誌はボロボロだった。
きっと大事な思い出として、父は何度も読み返していたんじゃないかなあと思う。

それにしても、親子だけあって子どもは同じことをしよるのう。
私は、父から旅の話を聞いたこともないのに、同じようにフラフラさまよい、同じように記録を書いている。
父ちゃんが生きていたら、きっとこのブログを読んで楽しんでくれただろうね。

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