ノートパソコンが「遅い」。
「おまえが言うなよ!」とちゃんと自分で突っ込んでいるが、さすがの私でもおせぇーなーと思ってしまう。
起動するまでの時間をはかったら6分49秒で、いやまあ、立ち上がるまで気長にぼーっとしている。
エクセルが使えるまで、さらに2分17秒かかる。
このノートパソコンは、去年6月に衝動買いしたもので、メモリが4GBしかないからこんなにトロいんかのう。
せいぜいネットとエクセルしか使っていないのに、こんなにヒーヒーあえいでいるパソコンって、まるで自分を見ているみたいだ。
ま、型落ちの安いヤツだったからしょうがないね。
ウチの両親の口癖が「値段は正直」で、いつもそれを聞かされて育ったから、あまり安さで買わないようにしているんだけど、やっちまった、失敗だ。安物買いのゼニ失い。
今日もコワーキングスペースに行って、もたもたワンノートを勉強していたのに、このノートパソコンがとちゅうでぜんぜん動かなくなった。
30分ほど待ってみたけどいっこうに動かないので、電源ボタンでムリやり停止した。ああ、気分悪っ。
マウスポインターまで動かなくなるってすごくひさしぶりだ。
なかのデータは、ちょうどクラウドに移したばかりなのでたぶんだいじょうぶ。
あらためて起動したら、また延々待たされたが、いちおう正常に動くようになった。ふう。
パソコンのトラブルって疲れるなあ。
モヤモヤした気分には、もうひとつ理由がある。
それは、自分がパソコンについてぜんぜん勉強してこなかったことだ。
もっとちゃんと勉強していたら、こういうときでも見通しがよくなって、べつにモヤモヤしないはずだ。
思えば、パソコンに関しての勉強は、Windows95のときにマニュアル本を読んだきりだ。
ありゃ、23年間もなにも勉強していなかったなんて……
でも、そのときは33才だったんだ。そうそう、あのころは少しばかりパソコンの勉強をしていた。
このあいだKさんと話をしていたとき、やにわに「あ、私ってパソコンが好きなんだ!」とわかった。
こういう気づきは、ひとと話しているときに「降って来る」。
才あるKさんに触発されて、あ、自分にも好きなモノがあるなと気がついた。
で、よくよく考えると、音楽よりもパソコンのほうが好きだった。
音楽はねえ、けっこうイヤなものでコーティングされているんだよね。
とくに「演奏」となると、自己顕示欲まみれになってしまう。
つまり私の場合は、ピアノでもバイオリンでも合唱でも、「ヒトにホメられる」というのが目的で、音楽はタダの手段になってしまうんだよね。
だから、やっているとけっこう心のなかがザワザワする。ヒトの反応ばかり気にしてしまう。
その点、パソコンはすっきりさわやか、ホントに好きだからやっている。
山とよく似た感触だ。
だったら、もっと若いときから勉強しておけばよかった、とまたまた後悔してしまったが、しょうがない、「いま」やりたくなったんだら、きっと「いまはじめるのが、いちばんいいタイミング」なんだと思う。
なので、トシのことは考えずにこれからもパソコンの勉強を続けてみる。
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