10月5日にコワーキングスペースを利用する契約をして、今日までに実質18日間パソコンの勉強をやった。
そのあいだにできたのは、新しいノートパソコンのセットアップや設定と、ワンノート(OneNote)というメモアプリのマニュアル本通読だった。
ワンノートは、操作手順などの備忘録にも最適なので、新パソコンのセットアップ方法もさっそくワンノートに記録しておいた。
じっさいに使っていると少しずつわかるようになる。
▼それにしても、パソコンを使えるようになるまでものすごく大変だった。
これは、その手順をまとめたワンノートの画面だ。
今回からは、パソコンの取扱説明書をぜんぶきちんと読んで、そのとおりにセットアップしてみた。
「再セットアップメディア」も作ってみたけれど、いやいやタイヘンだったよ。
パソコンに不具合が生じたときに、再セットアップしていちばんはじめの状態にもどす作業が必要になるが、そのときに使うためにこの「再セットアップメディア」をUSBで作っておく。
そのメディアを作るまえに、いろいろな常駐アプリケーションをぜんぶ停止しないといけないのだが、やってみたらセキュリティソフトだけが止まっていない。
そのあたりのことは取説にも書いていないので、検索して、セキュリティソフトメーカーのサイトで一時停止の方法をしらべてやっと停止した。
再セットアップメディアをつくったあとは、ふたたび必要な常駐アプリを復活させないといけないが、これもなかなかタイヘンだった。
すべての手順が取説どおりならまだかんたんなのだが、ところどころちがっているから、そこは自力でしらべないといけないんだよね。
しかも、私が購入したパソコンは「NEC Direct」でカスタマイズしたものなので、一般販売用取説とちょっとちがうところがある。
カスタマイズ用取説も付いているが、一般販売用の訂正箇所しかのっていないので、結局2部の取説を見比べながらの作業になる。
これは、もしはじめてパソコンを買ったひとだったら、ちょっとムリなんじゃないかなあ?と思うほどタイヘンだった。
そういえば、亡くなった父は80才のときにパソコンをはじめたらしかった。
それから1年少しで脳梗塞になったのでほんの少ししかパソコンをさわれなかったわけだが、遺品を片付けていたら、パソコンのマニュアル本が何冊も出てきた。
どの本にも、インデックスシールを貼って見出しを記入してあり、本文にはあちこちマーカーが引いてあった。
手書きのノートも見つかって、パソコン画面の図もていねいに描いてあった。
たぶんスクショの撮りかたを知らないから、一所懸命に図を手書きしたんだろうけど、なんだか少しかわいそうだった。
その当時実家にあった固定電話は、もう使わないことになり、母には携帯電話を持ってもらった。
電話機は捨てることにしたが、そこに録音されている音声が気になって再生してみたら、それは父の声だった。
父がパソコンの使いかたをメーカーに問い合わせている録音だった。
あとで聞くことができるように、わざわざ電話機の録音設定をして内容を残していたようだ。
そうなんだ、父ちゃんは80才からパソコンの勉強をひとりでがんばっていたんだ。
脳梗塞で寝たきりになってから、あるときぽつりと「パソコンはもっと早うからやったらよかった」ともらしていた。
きっと父はパソコンがとても好きだったんだろう。
私がパソコンを好きなのは、またやっぱり父ゆずりなんだね。
じゃあこれからもコワーキングスペースにかよって、ぼちぼちでもいいからパソコンの勉強をつづけようと思う。