貴重な休養日、なにも工夫しないと用事だけで終わってしまう

歯の治療って、コドモのころのほうがケロッとしていた。
むかしのほうが、麻酔をかけることもなくて、けっこう痛かったのにね。
だのに、このトシになると歯医者がイヤでたまらんなあ。

▼この夏、北海道放浪によろこびいさんで繰り出したのに、行きのフェリーで奥歯の詰め物が取れてしまった。

なので、北海道に着いてまずいちばんに向かったのは歯医者だった。
小樽の歯医者さんは、予約もしていなかったのに、スキマ時間ですぐに診療してくれて、応急処置で詰め物をひっつけてくれた。

そして「おうちに帰ったら、かかりつけの歯医者さんに行ってくださいね」と言ってくれたのだが、めんどくさくてずーっと放っていた。
今日はようやく重い腰を上げて、かかりつけ歯科に行ってみる。

その歯科医院、遠いんだ。片道2時間半もかかる。
でもまあ、以前からずっと見てもらっているし、ていねいに治療してくれるのでそこに決めている。

さて、レントゲンを撮ったら、例の詰め物はちょいと合っていないらしい。
小樽の歯科が悪いのではなく、大昔にさいしょに処置したときからぴったりではなかったようだ。

それで、もういちどソイツをひっぺがして、新しく詰め直すことになった。
すぐはがせるかと思ったら大まちがいで、キンキンガンガン叩いたり削ったり、本格的に工事?したのち、ようやく取れた。
小樽の歯医者さん、私が「2ヵ月半は北海道にいますぅ~」と言ったもんだから、エラく念入りに接着したみたい。

ところが、だ。その両どなりの歯も虫歯になっていることが判明した。
ああ、ちゃんとハミガキしていないからこんなザマだよね。

しかしそういうことなら、詰め物が取れてくれたほうがよかったんだ。
早めに両どなり2本の虫歯を治せるからね。
なるほど、心理学でいうところの「起こることはすべて正しい」だな。

だけど、その虫歯を削るとき、けっこうしんどかった。
そのまえの詰め物はがしのときも、ずっと口を開けているのが難儀だったが、要するにトシを取ると、口を開けっぱなしにするのもしんどい。

せっかく治療してくれるお医者さんには悪いけど、あああ、早く終わらんかね、もうこないな拷問はかなわんとげんなりしていた。
ようやく1回目の治療が終わって、時計を見たら1時間20分もたっていた。

口のなかがわちゃわちゃしているので、きちんとしたランチを食べる気もなくなり、近くのコンビニイートインで豚まんを食べた。
ついで、小さいデパートをのぞいてみたが、どういうわけかメガネ売り場でスタッフさんにつかまって、メガネの話を長々と聞かされた。

そんなにイヤではなかったし、話の内容も、私の好きなメガネメーカーが身売りするとか、木製メガネが高いけど個性的とかでおもしろかったが、なんだか疲れてしまった。
ようやく解放されてから、のびのびあちこち見るつもりだったが、アレだね、デパートってどうしても店員さんが張り付いてくるから苦手なんだよなあ。

家具を見るのとかすごく好きだけど、5畳一間だから物理的にぜったい買えないのに、店員さんがたかってくるのが困る。
ま、それでもめげずに、ベッドもソファーも、ウィリアム・モリスのカーテンとか寝具とかもしらみつぶしにひと通り見てまわった。
どうも商品を見るとなるとぜんぶチェックしないと気がすまないんでね。ふう。

で、結局なにも買わずにデパートを出て、また延々と電車を乗りついで、しおしおと帰ってきた。
歯医者、たぶんあと数回はかよわないといけないから、つぎからは「お楽しみ企画」の抱き合わせを考えて行くことにしよう。

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