合わないのだったら、ちょっと距離を置いてみてもいいわけで

ライフワークについての合宿心理学セミナーを受けたこともあって、自分のライフワークについてつらつら考えつづけている。

セミナーでは、そもそもライフワークがよくわからないヒトばかりで、それをみんなでフォローし合って、アレかな?コレかな?と探すワークを数多くやった。
それらしきモノはなかなか見つからない。なんとなくコレかね?と浮かんできても、ご本人もモヤモヤしていてワクワクする感じではない。

まあ考えてみれば、やりたいことがスパッと決まっているヒトはもともとココに来ないよね。
やりたいことって、こどものころからある程度わかっていて、ほどほど環境にめぐまれていたらだいたい実現しているものだろう。

しかし、セミナーのメンバーの様子を見ていると、やっぱりこどものころからガマンしてきたヒトが多い。
自分のホンネを出せないで育ってくると、「本来の自分」とつながれなくなって、自分の感情がわからなくなり、ひいてはやりたいこともわからなくなる。

やりたいことがわからずとも、生活に追われて、とにかく目の前にある仕事や家事だけこなして年月がすぎていく。

でも「なんかちがう」という違和感がわいてくる。それは、ココロの奥深くにある「本来の自分」からの呼びかけなんだろう。
そういうヘルプコールを聞いて集まってきたのが、今回のセミナーメンバーだった。

深夜までみんなで話し合い、グループによっては一睡もしないで、めいめい「ライフワーク・ストーリー」を書き上げて、二日目に発表した。
ライフワーク・ストーリーは、これから随時書き直すもので、今回はまず叩き台として作成する。

メンバーは全員で12名。内女性10名、男性2名。
私以外の女性は、ほぼ全員パートナーとのしあわせな生活をストーリーとして描いていた。
男性の発表は、印象がうすくて覚えていない。

私の究極の望みは「無職でぶらぶら、全国放浪」なんだが、そんな珍奇なライフワークは私だけだった。
ふうん、意外とみんなごく平穏な夢しか持っていないんだなあ。

放浪といえば、その対象が世界だったらバックパッカーになるけど、たまたまよく読んでいるブロガーさんの奥さんはなぜかバックパッカーが多い。
あるカウンセラーの奥さんはバックパッカーで、ときどきひとりでふらっと海外放浪に行ってしまう。
もうひとりコンサルやセミナーをやっているひとの奥さんも、勝手に海外へ長期間でかけてしまう。

どっちのダンナも、奥さんが帰ってくるまでちょっとさびしそうだが、奥さんはぜんぜん気にせず遠慮会釈なく知らん顔して飛んで行ってしまう。
そういう結婚だったら楽しそうなんだけどね。

さて、みんなのストーリーは「朝起きたら、そばで寝ている彼に『おはよう』と声をかけて……」ではじまるものが多くて、そんなのがゾロゾロつづくと、すんません、なんか眠くなってしまった。

あれ? ワシ、もしかして来るとこ、まちごうたかね?
ひとりぐらい放浪好きがおってもええのに。それから、なにか創作にメラメラ燃えているひととか。
なんでみんなそんなに結婚したいんじゃろう? 話し合いのときに出ていた「やりたいこと」はどうなったんや?

それはそもそも、カウンセラー先生が恋愛・結婚問題を得意としているからだろうね。
なので、セミナーのテーマもその関連が多いし、今回のライフワークにしても「しあわせな結婚生活」を望むひとが必然的に多くなったんだろう。

よくよくメンバーをながめてみたら、20~30代の女性がほとんど。50代のおばはん(おっさん?)は私だけじゃん! ちーん。
ああ、なんかアウェイ感におそわれるわい。

それでここ最近は、心理学セミナーから少しばかり距離を置いてもいいかな?と考えはじめている。
これまでは、両親や妹を理解するために、このカウンセラー先生の助けがどうしても必要だったけれど、そろそろちがうフェーズにさしかかってきたのかもしれない。

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