宅配センターもみごとに不採用、最後?の望みをコンビニに託す

午前中に電話がかかってきた。二日前に面接してもらった宅配センターからだった。
「申し訳ありませんが、今回はお見送りさせていただきたいと思います」と、タイヘン恐縮しきった口調でていねいにお詫びを言ってくれた。

わざわざ電話で不採用を知らせてもらうのははじめてでびっくりした。ほかにも応募していると話していたから、早くに知らせてくれたのかもしれない。
ちょっとがっかりしたけど、私は「またご縁がありましたらよろしくお願いします。履歴書はシュレッダーにかけてください」とこたえて電話を切った。

ふう、これで不採用は2件目だ。
たぶん若いヒトが応募して来たんだろうなあ。そりゃまあ56才での職探しだから、不採用のほうが当たり前だろう。だって、むかしは「55才が定年」だったもんね。

そういえば、高校を出て会社に就職したとき、両親は「これで定年まで安心だ」とよろこんでいた。
じっさいそこの会社では、高卒の女性は「売れ残ったら」みんな定年まで勤めていた。人数も多い部署だったし、しかもだんだん「売れ残り」ばかり集めはじめて、最終的には「ウバ捨て山」と呼ばれる部署になってしまった。

人事部も先見の明があったらしく、私はいちばんはじめからその「ウバ捨て山」に配属された。そこで、大量の宛名書きや封筒詰めやゴム印押しばかりやっていた。
まだコンピューター処理ができない時代だったので、そういう作業を高卒女性にやらせていたのだ。

そんなのばっかり24年間もやったけど、やっぱりなんのスキルも身につかなかった。何年たっても、1年目とほとんど変わらない仕事で飽き飽きしていた。
いまはきっと定年は65才まで延長されているだろう。でも、あんな感じの仕事を65才まで延々やるのは、私にはとてもムリだった。辞めてよかったよ。

さて、宅配センターが早々にことわってきたので、よっしゃあ、今度はコンビニじゃあ!というわけで、あるコンビニのサイトから、ウチの近所の店に応募してみた。

すると、ポチッとしてからわずか23分後、その店舗から電話がかかってきた。早っ!
店長さんからの電話で「年末年始はちょっと時間が取れないので、1月3日に面接に来てください」とのこと。

わぁい、とりあえず面接OKだぜ!
しかもその店はめちゃくそ近い。ウチの玄関から店の鼻先まで6分43秒だ。このあいだ計っておいたんだ。

私は以前、そのコンビニのべつの店でパートをしていたこともある。めずらしく2年1ヵ月も続いた。
なぜなら、私はそのコンビニが大好きだからだ。

今年7月に、そのコンビニの専用アプリをスマホに入れた。そのアプリを買い物のときに読み取ってもらうと、来店した店舗がアプリに記録される。
それで7月から12月までのあいだに、すでに76店舗達成している。そのぐらい好きなんじゃ。

まあ、そんなに店舗数をかせげたのは、北海道だの富士山だのふらふら放浪していたからだが、なんせそのコンビニが好きだから、必ずカーナビで検索して探すんだよね。
ああ、この暑苦しい想いをどんぞ受け取ってくだせえ。おねげえしますだ。

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