ネット徘徊は「現実逃避」だったといまごろ悟る

休日に起きるのがおそすぎる。
無職だったときは、ズルズルダラダラ何時に起きてもいっこうに気にしなかったけど、仕事をはじめたいま、せっかくの休みなのに寝坊するとソンしたような気分になる。

今日も10時半にようやく起き出して、ああ、またやっちまったとひどく自分を責めたくなった。
まあでも、私にとっていちばん大切なのは足のトレーニングなので、それさえクリアしたら休日はOKだと思いなおして、午後からはまた二上山へ向かう。

これも毎度のことながら出発するのがおそい。今日は2時すぎだった。え? 起きてからいままでどうしてたんだろ?

それでも、駐車場から歩き出したら黙々と登るだけ。一歩一歩足を運ぶにつれて、だんだん気もちが静まってくる。冷たい空気を規則正しく吸い込んでは吐き出す。両手のストックを前方に突いては後方に押し下げる。そんな動作を繰り返すうちに、時間の経過なんかどうでもよくなってくる。

▼今日もポカポカ、平和な「万葉広場」。
20190114二上山_万葉広場▼その「万葉広場」から少し先にある「馬の背」へ行ってみよう。
20190114二上山_万葉広場▼ここが「馬の背」。万葉広場から10分ほどで到着。雄岳(おだけ)と雌岳(めだけ)のあいだにある、いちばん低くたわんだ部分だ。
20190114二上山_馬の背
「馬の背」から雌岳の頂上はかなり近いけれど、またまた大事を取ってココから引き返す。頂上へは行けそうで行けない。

▼降りてきたとき、「万葉広場」の手前もこんなにきれいな遊歩道。
20190114二上山_万葉広場
やれやれ、今日もミッション達成だ。

だけども、ウチに帰りついて荒れはてた汚部屋を見るとゲンナリした。ちょっとコレはヒデえなあ。
思い返すと、1年以上まったく整理していない。前回パートに行ったとき、忙しくてなにもする気がなくなり、整理も掃除もほったらかしになってそのままの状態だ。

じゃ、いったい空き時間になにをしているか?というと、ネット徘徊だわさ。
あらためて気がついたけど、私は「ネットに逃避」していた。ネットがおもしろくてやっているんじゃない。やらないといけないことから「逃げたくて」、ネットをやっていたとようやく自覚したのだ。

「逃げ」だよね、まさしく!
私はありとあらゆることがキラいなのだ。洗濯がイヤ、シャワーがイヤ、ゴハンを炊くのがイヤ、茶わんを洗うのがイヤ、整理がイヤ、掃除がイヤ、寝るのがイヤ、ブログを書くのがイヤ、とすべてのことがめんどくさくて、ソイツらぜんぶから逃げたくてネットばかりやっていた。

でも、自分が逃げていることに今日はじめて気がついた。やっぱり「自分の弱さ」って直視したくないから、これまでわからなかったんだなあ。
じゃあどうしていまごろになって「弱さ」を受け入れようという気になったかというと、それはたぶん、二上山があまりにもきれいだからだと思う。

あの万葉広場で、青空をあおぎ、遠くにかすむ山並みをながめ、あたたかな日差しをぞんぶんに浴びていると、ありのままの弱い自分でもかまわないよねという気もちになってきたんだと思う。そういうダメな自分でも、二上山でしあわせになっていいよねと許せたんだと思う。

だからまあ、べつに汚部屋を片づけられない私であってもかまわないんだけど、せっかくいつもしあわせにしてもらっているから、だったらちょびっと片づけてもエエかな?
ウチがきれいになったら、もっと楽しく出かけられるだろう。帰って来たときもゲンナリしないで済む。

というわけで、もっと山を充実させるために片づけよう! すべては山に通じるんだから、ならば片づけも家事もがんばろう!
明日とあさっては仕事で、泣き叫びたいほどイヤだけど、これも銭コのため山のためなんだからがんばろう!

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