仕事は大キラい、そんなモノに縛られないぞとワメいているのに

このごろ、職場の休憩室をサッと掃除することにしている。
きっかけは、パートの先輩が仕事のはじまるまえに、休憩室の床をホウキとちりとりで掃除しているのを見かけたからだ。

その先輩は、おそらく10年以上は勤めているベテランのかたで、それなのに、新人の私がぼーっとしていても、なにも言わずにご自分で手早く掃除をしていた。
気が利かない私は「ありがとうございます」とだけ言うと、そのひとは「だれもいないときにちょっとやるだけよ」と答えた。

だれもいないときをわざわざ見計らって掃除するなんて、すごいなあ。
とても感心した。で、どこの会社でも新人が掃除をするもんだろうから、最近は私も掃除するようにしている。

しかし、先輩のように謙虚になれんわ。だれかに見てもらってホメてほしいわ。
今朝は運がよかった。私がホウキで部屋を丸く掃いているときに、ほかのパートさんたちがちょうど入ってきた。

とたんに、私はホウキの向きを変えて、部屋のスミをたんねんにほじくるフリをした。
パートさんたちは「掃除してくれてるの? ありがとうね」と言ってくれた。よっしゃ、成功や!

相変わらず仕事は大キラいだが、ここの会社は居心地がいい。
そして、コールセンター部門は50~60代の女性ばかりということも助かっている。

なかなか仕事をおぼえられなくても、ヒトの顔を忘れはてていても、みなさんとても寛容である。
私自身のモノ忘れがひどくなったのは50才すぎからだったが、ほかのヒトたちもやはり記憶力の低下を自覚しているので、「忘れてしまう」ということをとがめられたことがない。

なので、つい気安く周りのヒトに訊いてしまう。
こっちから尋ねなくても、私がオタオタしていたら、だれかが気づいてすぐに助けてくれる。ありがたいねえ。

まあ、そんな風にいろんなヒトたちがよくしてくれるもんだから、ここの会社はなんとかつづきそうだ。

といっても、「働くことが大キラい」というホンネはくつがえらない。
この会社でもやっぱり仕事はキラいだから、そこんところはキチンと自覚しておきたい。

自分が大好きなモノを大切にするのと同様、大嫌いなモノをソレと認めるのは重要だと思っている。
そして、大キラいなことにはできるだけエネルギーを取られたくない。

そういうわけで、これからは仕事の備忘録をいっそうキチンとつくることにした。そのほうがあとあと自分が便利で、余分なエネルギーを消費しないからだ。
べつに複雑怪奇な仕事は発生しないので、作成もラクチンで、メモアプリのOneNoteにチャカチャカ入力している。

仕事はキラいなんだよ。やりたくないんだよ。
それなのに、OneNoteまとめはおもしろいんだよね。くそっ! 悔しいぜ。

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