久しぶりによく晴れたので、イソイソと二上山へ向かう。
まあ、くもっていても通うんだけど、青空が見えていると10倍うれしい。私の前世は太陽光パネルやねん。
▼石切場の登り口に咲いていた梅。もうすぐ春だあ。
いつもは舗装されている遊歩道を歩いていくが、今日は天気もいいので、地道の登山道を登って「岩屋峠」を経由してみる。
▼じきに「岩屋杉」が小道をふさいでいた。この巨木は樹齢数百年だったそうだが、平成10年の台風で倒れてしまったらしい。
▼そして「岩屋」と呼ばれている石窟寺院跡。
▼いまから約1,300年前の石塔。このあたり一帯は神聖な雰囲気がただよっていて圧倒される。
▼「岩屋峠」の歴史が、8世紀から現代まで記されている。
▼峠からは急な坂道がつづく。ヒザは大丈夫だろうか?
▼ゆっくりじわじわ登る。上に行くにしたがって、樹木がまばらになって明るさが増す。ウグイスが鳴いていた。
▼もう雌岳の山頂が近いところで、南側にどーんと大和葛城山(やまとかつらぎさん)が姿をあらわす。おお、エエ眺めじゃのう!
▼おなじみの雌岳頂上にポンと飛び出した。ふう。ヒザは痛まなかったよ。
▼今日は塩らーめん。山のうえで食べるとめちゃくそウマい。
▼ザックに入っておとなしくしているワンちゃん。かわええ~ 二上山は犬連れのヒトもたくさん来ている。
▼奈良をぼーっとながめながら日なたぼっこ。至福のひとときだねえ。
岩屋峠を通る道は、むかしに何度か登っているはずなんだけど、今回はものすごく感動した。
若いころは、このぐらいの低山はガシガシ登れて当たり前だったから、こんなふうに感激しなかったんだよね。
でも、足腰がすっかり弱ってしまったいま、4ヵ月間トレーニングをかさねて、ようやく段差のある登山道を歩けるようになったので、いやあ、うれしさも大きいね。
徐々に筋肉がついてきて、ここまで登れるようになり、自分のカラダにありがとうと言いたくなる。
もうじき57才になるけれど、繰り返しトレーニングしたらちゃんと変わってくれるんだなあ。
それならもっと期待してしまおう。「怖れ」の気もちなんか持ちたくない。
もっと高い山にも、もっと遠い場所にある山にも、貪欲にチャレンジしてみよう!