私が選んだわけじゃないのに、必要なヒトたちにちゃんと囲まれている

「職場」という環境はいったい何なのだろうか?
そして、職場で生じる「人間関係」というのもいったい何なのだろう?

よく耳にするハナシだが、「友だちは選べるけれど、職場の人間関係は選べない。だから、ウンヌンカンヌン……」というヤツがある。
仕事で接するヒトたちは、好き嫌いがあってもそんなのはおかまいなくガマンして仕事をせえよというわけだ。

そして友だちと遊ぶ時間よりも、仕事をしている時間のほうが圧倒的に長いわけだから、結局仕事関連でだれかと接している時間ってものすごく膨大なものになる。

私は、いまのパートを1月7日にはじめたので、まだまだ手取り足取り教えてもらうことばかりだ。
それだけに、先輩や同僚のヒトたちと濃密に会話をしなければならない。

シフトの日時によってヒトも入れ替わるし、いまのところ十数名のヒトから指導してもらっている。
で、同じ処理をする場合でも、ヒトによって微妙にちがっていたり、そして説明のしかたもさまざまだ。

本当にひとりひとり個性があらわれていて、十人十色ってまさにこのことだなあと感慨深い。

そうであるのに、みなさんに共通していることがただひとつある。
それは「新人なんだから、困っていたらすぐに助けてあげよう。そして、わかりやすく説明してあげよう」という思いだ。

今日も5人のヒトに助けてもらいつつ、仕事をしていたけど、なんかみんなホントにやさしいんだよね。

その「やさしさ」の示しかたもおヒトそれぞれで、シャキシャキ早口で歯切れよく説明してくれるヒトもあれば、小さい声でひそひそ教えてくれるヒトもいる。「あ、また春子さんかあ、わっはっは!」と笑うヒトもいれば、無言で資料をそっと置いて行ってくれるヒトもいる。

でも、だれもが新人が困らないように、そして早く一人前になれるようにと思ってくれていて、なんつーか思いやりのシャワーを浴びているような心地なのだ。

だから、ココの会社で「強制的にこういう人間関係に組み込まれる」ことになって、正直なところ、すごくよかったなあと思っている。
みんなに細やかに指導してもらえるのもうれしいし、それ以上に、ヒトの個性って本当にさまざまだなあととても勉強になる。

これがもし「友だちとして付き合う」ということならば、絶対にこれほど多様なヒトたちとは付き合えない。
とくに私はわがままなので、基本的にひとりでいるのが気楽だし、友だちを増やしたいと思わない。

しかし、この会社でいっしょになったヒトたちとは、こうして同じ場所同じ時間で濃厚に過ごせてけっこううれしい。
私は、みなさんのおかげで、なにかしらほんのわずかずつ成長できているような気がする。

心理学では「必要なことしか起こらない」とよくいわれるけれど、そうだね、この職場で働くことは、きっと私にとって必要なことだったんだね。

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