「好き」だったらなんでもいい

ピアノ関連で猛烈に忙しい。でも、ものすごく楽しい。
やってみてはじめてわかったけど、私はホントは音楽にかまけていたかったんだなあとつくづく思う。

ぜったいピアノ限定というわけでもなく、音楽全般、そのあたりをウロウロしていたかったんだ。

ただ、57才になってから、これまたやにわに音大に行くことなんかにしちまったから、なんか問題山積みだわさ。
カウンセラーN先生は、いっつもわてらに向かって、「あなたがたは好きこのんでイバラの道を歩きたがるんですよね」という。

N先生は恋愛関係が得意なので、だいたいこのコトバは「ダメンズコレクター」たちに向かって発せられる。
しあわせになれそうなフツーの男じゃ退屈で、好きこのんで超絶難易度の高い男ばかりに走る女性たちにね。

せっかく美人で聡明な女性でも、どういうわけか決まって、不倫だの大借金を抱えてるだの二股三股だの、「あんた、ようそんなオトコ見つけたね」っつーてN先生にほとほと感心されることになってる。

さて、オナベの私は、いや自分でもナベかカマかようわからんのやけど、ともかくパートナー問題はぜんぜん浮上しないが、「ライフワーク」がずーっとドン詰まっている。
まあ、「生きがい」かね。

だから「ライフワーク」問題をかかえて、N先生のところへ足しげく通っていたわけだけど、思い返すと、自分の過去もどういうわけか「難易度の高いワケのわからん趣味や仕事」がやっぱり多い。

自分では、三十代のときからめちゃくそハマッた「山登り」が、そのままずっとライフワークになるつもりだった。
だってさあ、山、延べ400山ぐらい登っとるのよ。アホでしょ? 北は利尻島から南は屋久島まで、入山日数が年間100日とかザラだったんよ。

で、だいたいテント泊だから、夏だったら18kg、冬なら27kgほど担いで登るんよ。ひとりで。なんちゅうバカ?

てか、それほど入れこんだ趣味だったら、ふつう一生つづくっしょ?
それがなんでまた、音大に行くのぉぉぉ?!

いや、単にやりたくなったから。それだけ。
ま、根っこはダメンズコレクターとあんまし変わらんかも知れん。
「なんでっ? またそんなオトコ拾ったん?」って訊かれても、「好きになっちゃったから!」としか答えようがない。

好きですよぉ、音楽。あ、山も変わらずに好き。
これからワシは二股かけて生きるんだ。本妻も愛人も大事にしよう。
あ、とっさに「妻」しか思い浮かばないトコがオナベなんスよ。

で、今日もまた、その音楽関連でモンダイが勃発した。
いやまあ、好きこのんでモンダイ拾ってきて騒いで楽しんどるんかいね?

でも、ワシにしたらどーんと落ち込む出来事だったので、ついついKさんにラインでグチをこぼしてもうた。
そしたら、Kさん「落ち込んだりするのは本気の証拠!」
おお、さすが名言だわさ!

けど、今日はじめてKさんの気もちがわかったんだよね。
Kさんのライフワークはクリエイティブなものなんだ。私さ、自分が今日やっと「壁」を実感したけど、Kさんはずっと以前からこの感触を知っているはずだ。

うわぁぁぁ、ものすごいモノにKさんはチャレンジしているんだなあってようやくわかった。
でも、なんかすっごくうれしかった。
ワシもようやく、Kさんが見ている景色が見えるようになったかなあ。

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