インベンション2番を4日間で弾くための戦略

私はいっつも思いつきで行動する。
「やりたいこと」はだいたい「降って」くる。雷に打たれたみたいになる。

降ってきたら、とにかくそっちに向かって走り出す。走りたいからダーッと走ってるだけ。
で、当然予想外のことがワラワラ出てくるけど、まあ、走りながら考える。

だから、「落雷型」のヒトとは相性がいい。
カウンセラーO先生は、全身コレ直感みたいなかたで、ま、そりゃ作曲家でもあるひとだから当然なんだろうけど、ワシが「音大行きたい」っちゅうたら、即座に「いいんじゃない、やったら? そこの音大の先生探して、来年受験ね」でおしまいだった。即断即決でまことに爽快。

で、O先生ご自身がふたつも音大を出ていて、私のピアノを聴いたこともないのに「やったら?」なーんて言う。ああいうヒトは、はあ、なんでもわかるんやろね。根拠とかいらんのやねえ。

ワシ自身も「はあ、そんなら」っつーて、なんの疑いもなくすぐに先生を探しはじめて、即メールを送って、即ご自宅に押しかけて、レッスンを受けられることになった。
よしよし、O先生のカウンセリングはさすが抜群の効果を発揮しとるわい。

なんだけど、もちろん予想もしなかった問題は湧いてくる。
いまいちばんの悩みは、レッスンの課題が多すぎること。週に1度のレッスンで、とにかく次々と新しい課題が出るから、いやもうなにをどうしたらええのか、ずーっとパニックだ。

やっぱし音大受験ってこんなん?
まあ、そもそも大学受験ってそりゃどこの大学でもタイヘンだと思うけど。

けどさ、私がやりたいことのひとつに、「一度でいいから、大学受験でヒーヒー言ってみたい」ってのもあるんで、ええと、好きこのんで存分にヒーヒー言いますよってに。

で、昨日にようやくベートーベンソナタ20番を両手で弾けるようになった。
▼じゃ、お次はインベンション2番もやらないと。
これ、昨日からちょっとはじめた。で、レッスンは来週火曜日。
つまり、4日間でなんでもいいから弾ける状態に持ってかないといけない。

このややこしい曲を、とりあえず両手で弾けるようにするにはどうすればいいか?
しかも短時間で効率的に。

私がいちばんできそうもないのは、左手。なので、左手の練習からはじめた。
▼そして、いっちゃんややこしいところからネチネチネチネチ。
やりながらふと思いついたけど、もうコレさ、左手だけ暗譜しちまったらどう?
とりあえず上の難所をクソ暗譜した。

そして今日は、会社への往復でも歩きながらコピーの楽譜を読むは、休み時間もみっちり左手をエア練習するは、帰ってきてからも、なにがなんでも左手暗譜に命かけたら、ああ、なんか知らんけど夜には左手暗譜できたわ。なんでもやってみるもんやねえ。

そのあと、右手の片手練習をおもくそがんばって、そしたら、ヨッタヨタだけどさっき両手で弾けるようになったわ。
たぶん明日になったらまた弾けなくなってると思うけど、まあ、そしたらまた暗譜しよ。

ということで、インベンションは左手だけさきにクソ暗譜しちゃうとかなりラクになるという大発見がうれしかった。

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