いま行ってるパート、11月末でクビ確定なんやけど、少しでも早く辞めてほしいらしくずーっと干されてる。10月26日ぐらいからぜんぜん仕事をさせてもらえなくて、一日中机に座ってるだけなのだ。
おお、ワシもなかなかシブといのうと我ながら感心するけど、さすがに飽きてきつつある。
座ってるだけでどうやって時間をつぶしておったかというと、メインはバッハ/シンフォニア1番をアタマんなかで鳴らして練習することだった。でもそのシンフォニア1番、ワシが手ェ痛いっつったんで、11月4日で終わりになってもうた。
つぎはシンフォニア6番をもらったけど、いやもう就活が忙しすぎてマトモに練習できてへんねん。声部に分けての練習はもうあきらめた。そげな時間おまへん。なので、いきなり両手練習を数小節ずつ分解してやってるけど、はああ、アタマに入らへんわ。
なので、会社で座ってるあいだにヤることがなくなってきてヒマすぎるんス。
記憶術の復習もヤリすぎ。でもそのおかげで「数字記憶」は相当ウマくなってきた。6桁ほどなら5秒で記憶できるわ。時間かけたら20桁でもOKだね。
ヒトの名まえも、その記憶術(ストアカ/シンが教える記憶術)を使うと本当に「永久記憶」になってしまう。会社の座席表も丸々暗記してもうた。ハローワークのスタッフさんの名まえもぜんぶ覚えてる。こないだ面接やったピヨピヨ商店のおばちゃんの名まえまで、べつにいらんのにウッカリその記憶術で覚えたから永久記憶になっとる。
でもなあ、ココの会社では仕事させてもらえへんからちょっとムナしい。早くつぎの会社へ行きたい。ソコで思うぞんぶん記憶術を試してみたい。
てなことを妄想しとったら、ふと社員さんのひとりがワシに「採用取消しだなんてタイヘンでしたね。気にしなくていいですよ」とこそっと言ってくれた。
このヒト、ワシが入社したときから、なにかと気を使ってくれるヒトなんやけど、ああ、ホンットウにやさしいヒトやねえ……
あ、でもこのヒト以外のみんなもいいヒトばっかりなんだよ。ワシ干されてるけど、べつにだれからも特別視されてるようには思わんね。
もともとこの会社は居心地ええねん。なごやかな雰囲気なんだよね。ほんといい意味でのアットホームそのまんま。かといってワシを除外するわけでもない。
まあ、クビになるから究極の除外なんだけど、みんなふつうにハナシしてくれるし、なんかイジワルとか無視されたりとかぜんぜんおまへん。お菓子とかジュースもくれる。ちょっとまえにツンケンしてたAさんも、いまはごくふつうに笑顔で接してくれてる。
で、「日干し」を指示しているエラいさんもべつにニコニコしてはる。なんかそんな様子を見ていると、申し訳なくてねえ。「干してる」っちゅーよりも「仕事もタイヘンやから、まあゆっくりしとったら?」とでも思ってんのかなとカン違いしそうやわ。
ただこうしてヒマになって、周りをながめておったら、要するにワシがいなくてもじゅうぶん仕事は回ってるとわかった。
なので、まあそもそも「増員は不要」やったんやろね。だから辞めさしたいんやなあ。
そいでね、肝心の就活だけど、今日になって3社から不採用通知があった。
ええと、14社応募してて、これで不採用は6社め。残り8社はずっと連絡ないからこれもぜんぶ不採用やね。
「トシの数だけ応募せえ」っちゅーわけやろ? 節分の豆かよっ?!
まだあと43社応募せんとあかんねんな。
今日も近所のコンビニで履歴書印刷した。ウチにもどってしばらくしたら、そのコンビニから電話があった。てか、ずっとまえにそのコンビニにパート応募したのに返事ないねん。あれ?こーんなに遅く面接結果かいな?と思って電話に出たら、ちがった。
「履歴書のコピー、忘れてますよ」
はは、笑いが止まらんわ。電話してくれたんは店長さんじゃなかったけど、ふへへ、よりによってパート不採用になってるコンビニにオノレの履歴書忘れるなんてっ!!
んで、堂々と取りに行ったわ。スタッフさんは「すみません、電話番号がのってたから」なんてあやまってくれたけど、いやいや、ありがとう、うれしいんだかヤケクソなんだか涙出そう。
それにしても、履歴書ヒトに見られるって恥ずかしいのう。
ケツ割りまくり歴がモロバレで、さすがのワシもひさしぶりに「恥」ってモンを思い出したわっ!