「量」とか「数」とかにこだわる由来

そもそも「数字に換算できるモノ」がけっこう好きなのだ。そして「時間を計る」のが好き。ナニに何時間かかっているか?をしょっちゅう計ってる。しかし、計ったからといって、その結果をもとにオノレの行動を改善するわけでもない。そして「回数」も好き。

もともとワシは「山登り」に夢中だった。山ヤの分類のひとつに「ピークハンター」ってのがある。登った山の数にこだわる連中でけっこうぎょーさん生息しとる。なかには、生涯何山登れるか?に血道を上げてるヒトもおる。たしか1,300~1,400山ぐらいが最高だったかのう。あ、ワシは「延べ400山」ほどでたいしたことない。

ふつう?よく見かけるのは「日本百名山」完登だ。深田久弥(文筆家/登山家)が書いた「日本百名山」(1964年)にあげられている百山をめぐる。おおよそざっくり「定年後の夫婦」で登っているヒトたちが多い。これもざっくりだけど10年間ぐらいかけて完登しているかなあ?

日本百名山完登だけで満足しているヒトも多いけど、いっぽう百名山が終わったら、すっかり味を占めて「日本三百名山」に移行するヒトもまあまあいてる。ちなみに「日本三百名山」のなかに「日本百名山」が含まれているので、先に百名山完登していたら、残りは200山を登ればよい。日本三百名山になると単独行がかなり多い。夫婦なんてほとんど見かけない。男性単独行がすごく多い印象だ。



さて、山登りをするにあたっては「標準コースタイム」というのが設けられており、ガイドブックや山地図に明記されている。「ふつうのヒトだったら、ココからココまで登りなら50分、下りなら30分で歩けます」とわかるようになっている。ソレをもとに登山計画を立てる。

なので、山ヤというのはたいがい「メモ(防水紙)と筆記具」を肌身離さず持っていて、ヤレ峠だのヤレ三合目だの木橋を渡るだの要所要所で必ず時刻を記録する。休憩時間も分単位で書く。山頂着いたら、もちろん真っ先にメモしてるヒトが非常に多い。記念写真のまえにまず「到着時刻」の記録だ。ま、いまはスマホでログを取れるみたいだけど。

ええと、「ピークハンター」に対して、別種のヒトたちは「ある山に何回登れるか?」をがんばっとる。有名なのは金剛山(こんごうさん/標高1,125m/奈良県・大阪府)で、この山は「登山回数カード」を発行しており、山頂に行くたんびにポンとハンコを押してもらえる。頂上付近には巨大な掲示板が設置されていて、200回以上登ったヒトの名まえが掲げられている。1万回以上登頂した人は十数人いる。

ワシは長年登山をやっているうちに、いつのまにか日常生活でも「時間」や「回数」を記録するクセがついてしもうた。いちじはすべての「生活ログ」を取っていたこともある。顔を洗うのに何分、トイレに何分、食事に何分、仕事に何分、ネットに何分。計ってもそのあとなんにもしないからホント意味ない。でも、やりたくなる。



なので、ピアノの練習をはじめたとき、なんの疑いもなく「時間・回数」の記録をつけた。で、そもそも山って「登った数が多ければ多いほどよし」とか「標高は高ければ高いほどよし」みたいな風潮があるので、てか、放っといたらなんぼでも登りたがるのが山ヤなので、そうか、ピアノも練習時間が多ければ多いほどええかと思い込んどった。

けれども、アンダンテさんの今日の記事「量か質かといっても…」を読んで、えーっ?! 量ばっかり考えるんじゃないんだ!って仰天した。まあね、オノレの人生ふりかえると、ふつうのヒトより時間が潤沢にあったしねえ。登山は親と別居してからはじめた。ひとりで好き勝手に生きてるからヒマありすぎ。

で、山ヤの世界ではミョーなヒトたちもおった。まえにもちょっと書いたけど、登山塾でいっしょになった50代女性は海外登山に1憶円つぎこんでいた。海外の山は1回だいたい100万円かかる。彼女はすでに100回行っていた。結婚していてダンナさんもコドモもいてた。登山費用はすべて自分の稼ぎでまかなっていた。職業もチラッと聞いたけど、ソレで1憶稼ぐってのも化けモノみたいだった。それに、海外の高山ともなると一回数週間かかるとこもあるし、そのだけの休みを確保するのもいったいどうなっとるねん?

でもまあ、ワシの基準ってその妖怪サンなんだよね。あのぐらいやったらあんな感じの人生になるんやなあとあこがれている。

ピアノでなにをどうやったら「海外登山100回」に匹敵するのかまだぜんぜんわからないけど、それ相当のエネルギーを注ぎ込んでみたいねん。
あ、あともうひとつ、そろそろ心理学の勉強も開始やっ!

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