「中二階」からぼーっと眺めている|現世に戻りたくないなあ

個人セッションを受けて、無意識レベルの改変で激震を食らって、ああそうだね、ちょっと現世に戻りそこねているね。

なんとなく「中二階」から世の中を眺めているような感じだ。天井が低くて狭い中二階ね。まっすぐ立つとアタマをぶつける。古びたガラクタがホコリをかぶって置き去りにされている。そんな窓もない中二階から、ふうんって見下ろしている。

今日はパートへ行った。出勤前、そんなにイヤじゃなかった。淡々としたくをして、粛々と仕事をする。またミスしていろいろ言われることもあったけど、そうですか、はい、気をつけますで流してしまう。そうそう、それもこれも流れのひとつに過ぎなくて、私のそばをなにかが通り過ぎていくけれど、なんだったのかよくわからない。

突然、猫といっしょになったらどんな人生になるだろうか?と思い浮かべる。なぜなら、大塚あやこさんのセッションルームに猫がいたから。信じられないほど人懐っこい猫で、すぐにすり寄ってきて、前足を私のヒザに乗せた。

え? はじめてのヒトに足を乗せてくれる猫っているの?! ああ猫に愛されたい。猫をなでてピアノ弾くだけって究極のパラダイスか。でも、自分にエサやるのもめんどくさいんだから、私に猫の世話はムリだ。



猫はいないけど、ピアノがいるウチに帰る。どこかのおねーさんがまた音階全調をがんばっている。もう夜だよ。もしかして1日2回全調やってるの? 私の課題はニ短調の音階とアルペジオだけ。おねーさんみたいにダダダダーッと弾けない。中二階で息をひそめているように、ひっそり哀しげに湿っぽくニ短調を練習する。

短調は、旋律的短音階が好き。上りはあんなに悲しんでいたのに、下りはフッとなくなってしまう。「それって本当ですか?」とあやさんに言われて、折り返してくるみたい。それって本当に不幸? 本当に良くない? 本当にダメ? いや、そんなことないよね、どっちでもいいよねって下りてくる。

ピアノのレッスンを再開して1年たったので、だからいいというわけでもないけど、なかなか先生に訊けなかった質問を小出しにしている。先生に教わっている「奏法」、なんていう奏法なんだろう?とずっと尋ねてみたかったので、こないだおずおずと訊いてみたら「なまえ、ないです」

そっかー、こんなに弾きやすい奏法なのに、なまえないんだー。「ないです」で終わっちゃうところが先生らしい。じゃあ「名無し奏法」でいいんだけど、1年かけて段階踏んで、名無しで弾けるようになってきて、ほんの少しレガートができるようになってきて、とてもうれしい。

そういうところにしあわせが宿っているわけで、まあそれ以外のことは中二階からぼーっと眺めていたらよろしい。

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