ぜんぶ服部さんが悪いんだよ、あのひとのせいでこんなことになってるのさ

今日はパートのシフトが短かった。ならば、二日後に迫っているカウンセラー養成講座の課題作成に全力を注ぐべきなのだが、なんでピアノ弾いてんだよっ?!

いやそれはね、バッハのフランス組曲第5番が気になるじゃない? 朝、目が覚めたら一番に考えるのはバッハのことだよね。どっちかっつーとべつにうれしくてしゃーないじゃなくて、ヤバっ!こんな調子でいったい火曜日に間に合うのだろうか?と焦燥感に駆られるのだよ。

だもんで、毎日積めるモンはとにかく積んでおこうという精神で日々過ごしている。よく考えたら、去年4月9日にインベンションを課題に出してもらって以来、ずーっとバッハをどう練習するか?とそのことばかり考えているなあ。

たぶんバッハもね、作曲してから何百年もあとにさ、極東のババアがさ、寝ても覚めても必死こいて練習しているとは、さすがに予測できなかったろうね。


ちなみにうちの両親はふたりともバッハに関心がなかった。だからレコードでバッハを聞いたことがない。けれども私は、中学生のときラジオをよく聞いていた。当時「バロック音楽のたのしみ」という番組があって、服部幸三さんのバッハ愛に満ちた解説がものすごくよかった。おかげでバッハの曲をたくさん聞いた。カセットテープにも録音したよ。

服部幸三さんのあたたかい語り口にはいつも救われるような思いがした。解説もふくめてタイミングよく録音できるように精を出した。タイマーなんか付いていないラジオだから、そのとき流れている放送をカンを働かせて録音する。録音の赤ボタンを押す瞬間はいつも息を止めていた。なにせ妙なところから録音しちまうと、あとでそれを何回も聞くハメになる。

そのなかで、いま覚えているのはひとつきりだ。「バッハは、ドイツのアイゼナハで生まれました」と言われたときの口調が、あまりにも感動的でこれだけはよく覚えている。

服部さんはきっと、彼の地であのバッハが生まれたのだ!と感極まっていたのだろう。なんだかその「アイゼナハ」という地名に万感の思いが込められていて、ああそうなんだ、愛するひとが生まれた地を口にするときはこんなふうになるんだと、カセットを聞くたびに私も感慨深かった。


ところで、そうそう、カウンセラー養成講座の課題であるセッション記録がどうなっているのか、今日になってようやくちょっとだけ手を付けた。ホンマにアホなんだが、4月19日からセッション記録を書いていなかった。しかも11件ある。そのうちセッションのメモすらないヤツが3件もあった。

いやあ、メモがある分だってほとんどが判読不能だ。カウンセリングしながらとかやってもらいながら殴り書きしているから、はああ、これっていったいなんの話だったんだろうねえ。まるっきり思い出せないよ。

でも、これをだな、明日までになんとか所定用紙に書かないといけない。うん、そういう非常事態なんだ、いま。

だのに、ピアノなんだよねえ。フランス組曲5番なんだよねえ。ハイドンもチッキンライスコロッケコロッケだし、ツェルニー30番の30番、いよいよ最後の30番なんて今日はじめて弾いたし、そんなことを2時間49分もやってしまったんだよねえ。


なぜこんなことになるっ?! それは、だ。服部幸三さんが悪いんだよっ! あのひとのバッハ解説がすばらしすぎたから、いま私がこんな窮地に立たされているんじゃねーかっ?!

ええと、あさっての講座では、ひとりずつプレゼンしないといけないそうだ。「この4ヵ月で、学んだこと、変わったこと」を発表しないといけない。すでに明々白々なのだが、セッション記録だけでも明日に間に合うかどうかあやうい。なので、プレゼンなんか資料もつくれないし内容考えるのもムリっす。

それはもう、あさって早朝の新幹線のなかで、……ああ爆睡しとるわな。もういいや。プレゼンも「こんなことになったのは、すべて服部幸三さんのせいですっ!」にしとこ。だってホントだもん。

服部さんのバッハ解説がヤバすぎた(約45年前)→去年4月ピアノ再開して毎日バッハに血道を上げる→今年3月からカウンセラー養成講座に通っても、バッハの練習最優先→結果、カウンセリングの勉強はまったくできなかった→結論「バッハがヤバすぎてカウンセラーにはなれません。文句は服部さんに言うてください」

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