8ヵ月過ぎてもちっとも慣れないパート|ほんとに向いてる職業に気がついたけど

またパートのグチになってしまうけど、いまのお店、去年11月下旬から勤めはじめてちょうど8ヵ月間たったというのに、まだぜんぜん慣れていない。

そりゃまあ、行きはじめて一週間とかよりはちょっとマシだけど、しかし3ヵ月目ぐらいからまったく進歩が見られない。忘れる、まちがう、聞き取れないってのを連発するから、毎日緊張しっぱなしで疲れ果ててしまう。

仕事っていっちゃん長時間やることだから、もう少し慣れるかと思っていたけど、ダメだね、これは期待しないほうがいいね、自分に。

そういえば、過去もっとも長くつづいたパートはコンビニで2年間やったが、これも慣れなかった。48~50才のときだけど、すでに物忘れがはじまっていたからあかんかった。ということも忘れていたが、つまりそういうことばかりつづいているのなら、ほんと「パートに慣れてラクに働く」ということはあきらめたほうがいい。


とくに「接客」が向いていないんだと思う。ああいうパパッと応対しないといけないヤツはもうダメなんだろね。スピードが求められるしね。やっていてもおもしろくないししんどいし苦痛なだけ。

でもまあ、高校卒業後に勤めた会社は、事務と接客を両方いっぺんにやることもあって、それはまずまずできていた。ただずーっと同じ単純作業ってのが多かったからで、若さもあってちゃんと覚えられて慣れていた。

タラレバを言ってもしょうがないけど、それならその会社にずっと勤めていたらよかったんだろうか? いや、それはないな。いまみたいにパートを転々しつつ、その合い間に長期放浪とかできた人生のほうがよかったな。どのみちその会社も安月給だったから、行き着く先が下流老人ということに変わりはない。

ただし、そこではたしかに「慣れていた」から、いまみたいに毎日「わからない、ビクビクする、冷や汗かきっぱなし」という恐怖はなかった。そうなんだよねえ、怖いんだよねえ、だからイヤなんだよ。


対して、まだピアノのほうがちょっと慣れてきた感がある。まあ、ほんのちょびっとだが「弾く動作」がたまにしっくり来ることがある。こないだレッスンのとき、先生が「もしかして運動神経いいですか?」と言われた。

うんどうしんけいってなに?っちゅーほど、私は運動全般からきしダメなんだけど。以前にも「なにかスポーツしていましたか?」と尋ねられたことがあった。私はクビをひねりながら「山はずいぶん登りましたけどねえ」と答えたが、でもありゃあスポーツじゃねーだろ?と思ってた。

だって歩くだけだもんね。まあ18kgほどの荷物背負うから多少筋肉はついたかもしれんが。おそらく先生は、なにか瞬発力とかフォームの正しさなどが必要なスポーツを想定しておられるのだろうけど、いや、そんなんなにもできません。

そう、ダンス系は好きなのにこれも全滅やってん。二十代のころ、ジャズダンスやってみたけどまるっきり箸にも棒にもかからなくて数ヵ月でケツ割る。三十代、コリずにバレエ!もやったら、こいつはジャズダンスより壊滅的で1ヵ月でケツ割り。

音楽に合わせて手足を動かすということがぜんっぜんできない。もう生まれつきそういうカラダだし、脳ミソから指令が出せない。


なので、ピアノの先生から「運動神経」のお話が出ると、内心私は猛烈にキゲンが悪くなる。いっつもプンスカスイッチが入ってしまうのだが、はれ?ちょっと待て。そういうふうに言ってくださるということは、べつに「やっぱり運動神経悪いですね」という文脈ではない。

私が勝手に「運動神経→そりゃ悪いわっ!」って気分害しているけど、どっちかというと、たぶんババアのわりにはマシだよねという意味合いかもしれない。

あ、わかった。たぶんじいちゃん父ちゃんからの遺伝かもしんない。じいちゃんが工場で職工やってたし、父ちゃんも手先が器用だった。私、たぶん「職人」が向いていたかもしんない。きっと手を使う仕事がよかったんだよ。いまはもう痛いからなにもできないけどね。

そうだそうだ。いまごろ気がついたけど、職人だったら接客もしなくていいし、黙々と作業してたらいいだけだから、そうかあ、職人になればよかった。

と、深く後悔したけど、こんだけ痛い手でいまさらなにもできないので、せいぜいチッキンライスソナタをこねこねしているだけである。でも、毎日ピアノでおんなじことばっかりやってて退屈しないのは、ほほう、職人の遺伝なのかもしれないと認識をあらたにしたのだよ。

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