はじめての音楽ライブ|R-Spirit(アールスピリット)Vol.5

9月5日(土)~6日(日)は、カウンセラー養成講座「ビリーフリセット・リーダーズ講座(BRC)」なのだが、今夜は大塚あやこさんがプロデュースされている「R-Spirit(アールスピリット)」をどうしても聴きたくて、1日早く東京へ向かう。

日中は急がないので、ぷらっとこだま(JR東海ツアーズ)を使ってみた。これは安い。新大阪-品川が10,700円、3時間46分。車中で感想文を書くつもりだったのに、昼飯食って昼寝してたらじきに品川でまったく書けず。私にとって4時間は短すぎる。

▼まずホテルへ行って荷物をブチ込む。広くて快適。



▼11階からの眺め。こんなに高いところに泊まるのはめずらしい。

▼「ポップスのライブ」というのは生まれてはじめて。緊張しながら「南青山マンダラ」へ入る。


ドリンクを受け取ってから席に着くそうだが、よくわからなくてマゴマゴしてたら、BRC受講生さんや認定カウンセラーさん数人に出会ってほっとする。


BRCでは、受講生同士でカウンセリングセッションを何度も練習する。だれにも話せないような深い部分をおたがい開示し合うので、受講生のヒトたちとはちょっと特別な関係だ。

私は、根本裕幸さんのセミナーでおおぜいのヒトたちと会っていたものの、とくにだれとも親しくなれず、合宿に行ってもわりかし寂しかった。ついつい、みんなどうせ表面的に話を合わせてくれるだけなんだろうなと思い込んでいた。

けれども、BRCでちゃんと「ビリーフリセット」のセッションを積み重ねていくうちに、「私は嫌われる」というビリーフ(思い込み)に気がついて、その妙な囚われから解放され、徐々に受講生さんとも打ち解けられるようになってきた。

あと、こういう心の学びでのつながりってものすごく安心していられる。だから、なにも身構えずに素の自分でいられる。


▼で、スピリチュアルな要素いっぱいの音楽ライブ「R-Spirit(アールスピリット)

なにせクラシックしか聞いたことがないので、さいしょはとまどった。私は小さいころからテレビも見なかったので、現代のポップスがどんなものかほとんど知らない。

数年前に心屋仁之助さんの講演で、はじめてポップスの歌を生で聞いたかな。もうそれも忘れているし、今日の音楽を聴いたらやっぱりびっくりした。クラシックのどの作曲家ともまったくちがっていて仰天。


ちなみに私は「演歌」はOKなのだ。母ちゃんが演歌好きだったからまあまあ「あんな感じ」はわかる。日本の音階がもとになっているのかな。でも、今日のライブはほんま初耳でちょっと苦労した。なんでもそうだけど、はじめてのジャンルはなじむまでタイヘン。

まずは歌に驚いた。クラシックとぜんぜんちがう。でもしばらく聞いているうちに慣れてきた。クラシックよりもはるかにそのヒトの個性が光っていておもしろい。ヒトによってこんなに歌い方がちがうんだね。

歌詞の届き方もちがっている。まっすぐこちらに伝わってくるヒトもあれば、会場全体にふわっと広がってそんなに直接ビシバシ来ないヒトもある。

パーカッションって言うんですか? ドラムなんかに見えるヤツ。あれもすごいなあと感心した。あんなんクラシックにない。


なじみがあるのはピアノだけ。しかも大塚あやこさんが弾いている! 私はずーっとセミナーとかセッションをやっているあやさん(とお呼びすることになっている)しか知らないから、生演奏をお聴きしてその音色のうつくしさに感動した。

ピアノは、よくわかる(ような気がする)。おこがましいけど、やっぱりあやさんらしい演奏だなあと思った。ボーカル(っていうんだね)のヒトたちがより引き立つような支えるような演奏だった。さりげない愛が込められている。

なんかあやさんって、現実からほんのちょっとはずれたところからそっと見守ってくれているようなんだよね。ピアノもやっぱりそんな音だった。宗教家のヒトがノリよくピアノを操っているみたいで、こんなピアノははじめて聴いた。


演奏だけではなく、トークもあって興味深い。そのうち「瞑想」が出てきて、これは鳥肌モノだった! 瞑想を誘導するのを音楽や歌でやるのだが、歌がまるで仏教の「声明(しょうみょう)」みたいで、海底深くに潜っていくかのようだった。

自分の意識がぶわーっとにじんでいって、ぼーっと音に身をゆだねているのがなんとも心地よい。ふしぎなことに、手とか足がすごく遠くにあるように感じた。数メートルぐらい離れたところにあるみたいなのだ。

ああ、あんなずっと遠くにあるねえってぼんやり思っているだけ。あのときあそこにいたみんなで、そういう世界に一時的に沈潜する。

ふしぎなエネルギーに満ちたライブはあっという間に終わってしまった。うわ、音楽って別世界に行けるんやなって、ぶわぶわのアタマで感心した。受講生さんといっしょにあやさんにご挨拶に行ったけど、「また明日ね」と言われるあやさんは、セミナーをしているあやさんに戻っていた


現世に戻って来にくいクラシックコンサートは、過去に一度だけあった。キット・アームストロングのピアノリサイタルだった。だいぶんまえで時期はもう忘れたが、バッハのパルティータがものすごくて会場全体がエラいことになっていた。

なんだろう、「哀しみ」の感情がどこまでもつづいていた。その哀しみにみんなが共鳴して、身動きできなくなってしまった。曲と曲のあいだで、だれひとりまったく物音を立てなくて、本当にあまりにも沈黙がつづいて空恐ろしかった。

あんなにみんなが呑まれてしまったコンサートは、はじめてだったなあ。まあ、もともとあんまりコンサートに行かないからよくわからないのだが、今日のライブは異世界に連れて行かれてひさびさに驚いたよ。

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