クソつまらんパートをなんとかつづけるための「偉大な理由」

私にとって定番のお悩みは「仕事」である。妹は「男」ね。

私は18才のときバイトに行って、ものすげえつまんなくてしんどくて、しかもバイト代はぜんぶ母ちゃんにブンどられて、ああそうか、いま思えばココに原点があったのか。妹はねえ、小学生のときから好きな男子がいてモンモンしてたみたいだから、うん、妹のほうがお悩み歴が長いな。

おのおの悩みは尽きなくて、まあヒトの悩みは客観的に見ることができるから、それでいくと妹の「男」なんてもはやライフワークだねえ。必ずフラれるとはいえ、それまでに蜜月はあるのだから楽しそうだねえ。

「仕事」はみじんも楽しくないわっ! 即刻やめたいわっ! あまりにもどのパートもこのパートもクソおもしろくないし、てかそもそもクビになったヤツもあるし、こうなってくるといったいどうして仕事だけがこんなにウマくいかないのか、非常に疑問だ。ただし、仕事そのものをクサしているのではない。自分の感じかたに正直になっているだけだ。


私がお世話になっているカウンセラーは、もともとは根本裕幸さん(かつては大阪拠点)で、いまは大塚あやこさんである。根本さん、いまは東京が多いみたいだが、以前は大阪で開催するセミナーがたくさんあって、私は仕事とかライフワークがテーマのヤツは欠かさず出席していた。

なので、根本さんの持論はかなりよく覚えている。まだ物忘れがヒドくなるまえに受講したヤツなんかはだいじょうぶだ。

あくまでも私の感想だけど、根本さんは「ライフワーク」と「ライスワーク(メシの種)」をよく持ち出される。というのも「ライフワークが『ボランティア』というヒトがいる」からだ。根本さんがちょくちょく例に出されるが、クライアントさんで公務員のヒトがいて、そのヒトの大好きなことが「ボランティア」だそうだ。

平日は公務員として働き、休日はボランティアに出かけるのが生きがいだという。なるほど、たしかにボランティアがライフワークだったら、なにかほかの方法で生活費を確保しないとしょうがない。ライフワークだけでは生きていけない。


ところが、これまた根本さんがよく言われているが、「ライフワークがうまくいくとライスワークもうまくいく。お互いに相乗効果でレベルアップしていって、どちらもどんどん楽しくなる」らしい。

くだんの公務員さんも、ボランティアに必要な情報を職場で入手できるそうで、そうしているうちに公務員の仕事まで予想外におもしろくなっていったそうだ。うらやましい。あ、ほんと仕事がウマくいっているヒト、うらやましいっス。

私はライフワークとしてピアノをどっしり据えたつもりなのだが、ライスワークがさっぱりあかんのよ。その公務員さんみたいな具合にはとっつも進まんのよ。ぜんぜん楽しくならねーんだよっ! パートがっ! どーしてくれるっ?! 根本さんっ!

妹なんか仕事そのものはずーっとおもしろいそうで、私はよく「なにがどうおもしろいの?」と尋ねるのだが、「仕事関連の勉強をするのがすごく楽しい。知らないことを知るのがいつもおもしろい」と優等生の返事が返ってくる。でも、じっさい妹はいつも楽しそうに工夫して仕事している。お客さんからの信頼も厚い。


さて、またまた根本さん説だが、「仕事が楽しいかどうか、それはやっぱり親の影響が大きいです。とくにお父さんですね、仕事の場合は。お父さんが楽しそうに仕事しているのを見ていると、子どもは『ああ、会社ってすごくおもしろいところなんだな』と思うわけですよ。

逆に、お父さんがイヤイヤ会社行ってると、『会社ってそんなにつまらないところなんだ。行くのがイヤになるところなんだ』と子どもは信じてしまいます。こんなのは取りつくろってもぜんぜんダメで、子どもって親のホンネを敏感に察知しますからね」

う~ん、わてらの父ちゃんは会社が大っキラいで苦虫噛みつぶしたようなしかめっ面で仕事に行ってたな。なので、私も中学生ぐらいからかな、会社ってのはしかたなくイヤイヤ行くところだというイメージは定着していた。それでかなあ?

あと、私自身はたいへんナマケモノである。自分が興味のあることなら「ちょっとだけ」やってみたいが、基本的にタテのモノをヨコにするのもめんどくさい。ひきこもってネット三昧とか大好き。働く気なんてほんまゼロ。


しかしいまヤバいのは、ピアノの脅威が増してきて、もしかして働かなくていい身分だったら、「バッハ、弾けるだけぜんぶ弾くキャンペーン」とか開催しそうだ。コレは自分としてはかなり意外で、まえは「働かないですむんだったら、ぜったい車中泊放浪一択」だったのが揺らいできた。

バッハ、ヤバいっしょ? ひきこもりがネットやめてでも弾きたくなるなんて。だいたいいまでも、バッハだけは合格になったヤツでもなぜか練習する。今日もクーラントをナゾに部分練習してた。こないだ合格になったのにさ。インベンションもシンフォニアもぜんぶ復習したい。何回でも弾きたい。

だのに、うっかり「某芸術大学行きたいっ!」って旗を振ってるから、バッハだけじゃなくてやにわにショパンなんかが課題に出ちゃうんだよね。オーダーまちがってるかも。

で、なんだっけ?
そうそう、仕事が困った。イヤだ。バッハになんとかしてもらいたい。そういえば、バッハはずっとサラリーマンだったらしい。当時の音楽家はまだ「雇われ」ばかりだ。しかもバッハは子だくさんで20人も子どもがいて(内、10人は夭折)、大家族を支えるためにずっと働きづめだったという。

あんたねえ、バッハですら一生サラリーマンやってたんだから、パートぐれえ文句言わずに勤めろよっ!

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