「スネるのをやめた」きっかけ|私、もしかして本心とちがうことやってる?

このブログのこと、半月ほど前からFacebookグループで公開している。カウンセリング養成講座「ビリーフリセット・リーダーズ講座」のグループでね。

みんなに公開するのはとても勇気が必要だったけど、おかげでいろいろご意見もいただけてうれしい。Facebookのコメントぐらいなら短いから私でもなんとかお返事できる。こっちのブログへ直接メッセージくれるひとには、ごめんなさいねー、たまにいただくのは長文が多くて、ちょっともうお返事する余力がなくて、どなたにも返信していません。すみません。

で、そのFacebookのほうで、ある受講生さんからこんな質問をいただいた。

「スネるのをやめる」ってなかなかできないですよね。春子さんがそうなれたのは何かきっかけがあったんですか?



う~ん、思い返すと、そもそも「自分がスネている」ということに気づくまで何年もかかっとるのう。

まず、心理学セミナーに行くまでは「スネる、スネてない」なんてまったくアタマに上らず、ただもう手負いのノラ猫みたいに年がら年中だれかれかまわずシャーッ!ってやってた時代が何十年もつづいていたわけだ。

いまから6年ほど前からボチボチ心理学セミナーに通いはじめる。でも、すぐにはなにもわからない。「投影」とか習ってもすぐに腑には落ちない。そういえば、2年前の秋には「ライフワーク合宿セミナー」へ行ってすったもんだしてたけど、そのセミナー中もスネまくってて、けど自分では自覚できなかった。

その当時を振り返ると、そんなセミナーを受講している最中でも、なんかすごい疎外感を感じていてちっとも安心できなかった。それでも、仕事問題をなんとかしたかったからライフワークのセミナーはぜんぶ受講していたんだけどね。

2017年秋に大塚あやこさんの「ビリーフリセット初級講座」を受けているときもまだダメだった。スネてるのわからんわー。


ただ、まずはじめに「妹がスネてるんじゃないか?」って見えてきた。いや、じつはそれこそ「投影」で、「自分のスネ」が「妹に映し出されている」わけ。妹がオトコうまくいかなくて、たまにヤケクソになってるみたいに見えた。

で、そのヤケクソな態度に私はイライラしていた。まあ、イライラするってことは「それ、自分にあるじゃん?」だよね、といまはわかる。ごめんよ、T子ちゃん。

そんなふうに長年ずーっと「自分がスネていること」に気づけず、周りに当たり散らしてきたのだが、その「スネ」にはじめてヒビが入ったのは、今年の6月だった。「ビリーフリセット・リーダーズ講座」を受講して3ヵ月たっていた。

それまで私は、だれかにメールをするとき、末尾にたいてい「※お忙しいと存じますのでこのメールに対してのお返事は不要です。」を付けていた。どうしても回答が必要な場合以外はつねにそうしていた。単語登録してあるからすぐに付けられる。私にとっては「ふつう」のことだった。

いや、だってメールの返信ってめんどうだよね? そんなのタイヘンでしょ? いや、いらないよ。そんな手間取らないでいいよ、と思ってた。


そしたら、私が出したあるメールに対して、認定カウンセラー/堀江さなえさんがこんなメールを送ってくれた。

「このメールに対してのお返事は不要です。」

これ、本心かな?
春子ちゃん、本当にそう思ってるかな?

なんだか、最初から私達が対応しないと、決めてしまっているように感じてしまうのです。
なんだか、ご自分からシャットダウンしてしまうみたいです。
私には、それがちょっと悲しいのです。

これ、よくやってらっしゃいませんか?
自分から先に「どうせ」と諦めてしまう。
自分から先に「要らないです」と断ってしまう。
そんな、くせはありませんか?

そこに、深い諦めがあるように感じられるのです。
その諦めは、いつからありますか?

「諦め」はビリーフの鎧です。諦めの先の本心に気がついて頂けたらな、と願っています。



さいしょ読んだとき、じつはムッとした。こんなにやさしいことばをかけてくれているのにね。

でも反射的に「え? なんで? 私のやってることにケチつけんの?」って思った。そして、さえさん(堀江さなえさん)のことばはあんまりよくわからなかった。わからないんだけど、すごくモヤモヤした。そのうち鈍い痛みみたいに響いてきた。

そのときは、とりあえず「本心かどうか?」だけ考えてみた。

すごくよく考えたら「ほんとは、メールのお返事が欲しい」とちょっと気づいた。なので、ぎこちないながらも「本当はお返事が欲しいです」とさえさんに返信した。さえさんはすぐにお返事をくれた。


いま思うと、そう、これが「スネに気づいた」大きなきっかけだ。まだぜんぜんはっきりわかっていなかったが、あれ? もしかして私は本心とは逆のことをやってるかも?と気づいた瞬間だった。

さえさんが、かたくなな私の心をノックしてくれて以来、徐々に「スネ」に気づくようになってきた。ときおりこんなふうに考えるようになったのだ。

いま、私がやろうとしていることは、ほんとのほんとに「本心」なんだろうか?
もしかしてスネてるんじゃないか?
ほんとは欲しいのに「いらない」って言っているんじゃないか?
ほんとはやりたくないのに、ヤケクソで「やります」って言ってるんじゃないか?
拒否されるのが怖くて、傷つくのがイヤで、自分から先に「いりません」って言ってるんじゃないか?

そしたら、だんだん自分が「スネまくってる」のがわかってきた。パート先でもずっとスネていた。スーパーで買い物しててもスネていた。ピアノのレッスンでもスネていた。ビリーフリセット・リーダーズ講座でもスネていた。

私のコミュニケーションは、すべて「スネ」だと判明した。ああ、恥ずかしい。


「スネてるヤツ」ってめんどくさいんだよね。だってホンネとちがう行動してさ、そいで「怒り」のオーラを振り撒いてるでしょ? だれかが手を差し伸べても払いのけるでしょ? 「そんなもん、いらんわっ!」ってやるでしょ?

でも、ほんとのほんとは助けてもらいたいのにね。

そんなことがだんだんわかってきて、ほんのちょっとずつすなおになれてきた。

私のスネを解いてくれたみなさん、本当にありがとうございます。もっとすなおになれるように励みます。

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