ピアノの暗譜トレーニング|「左手のドレミを歌いながら、両手で弾く」のは超めんどくせーんだが

「歌う」ということは、私にとってかなりしんどい。まあ、以前ちょっとの間、市民合唱やったことあるけど。

その合唱団でバッハの大曲をやるというのでやにわに入団したものの、たった2ヵ月で辞めた。56才になる前後のころ、ほんまに2ヵ月少ししか居てなくてオノレの人格をうたがう。

いや、その辞める前に私は呼び出されましてな。「ちょっと……」と合唱団の年配女性に手招きされて、便所裏へ行ったら「先生が春子さんのほうをよくご覧になってるんです。たぶん、アゴを下げ過ぎてるから音程が低くなるんですよ」と言われた。

そのときはじめて、えっ? そうなん?! あたいは音痴かよぉ~っ?!って気がついた。スゴいのは、そんなふうに面と向かって言われるまで、本人ぜんぜんわからなかったってこと。つまり「自分が出してる声は正しい音程だ」と思い込んでいたわけだ。


さすがにショックだったが、その音痴と向き合うのがイヤだったらしく、「音痴の日」から4週間後に「北海道車中泊80日間放浪」に旅立っている。そう、いま思い返すと「音痴と言われたことに衝撃を受けて → 傷心を癒すために北海道をさまようことにした」という解釈が正しいなあ。

逃げてますな、あきらかに。せっかくバッハを歌いたかったのにね。ちょっとひとになにか言われたからって、大仰に傷ついて、その場に踏みとどまっていられなくて、逃げとりまんがなっ!

で、音痴事件から10ヵ月後、こんどはピアノのレッスンを再開する。57才の春だ。ピアノもバタバターッといきなりはじめたが、こっちは本命だったらしく1年10ヵ月つづいている。それでも、まだ2年にならねーな。だいじょうぶか? あぶねーな。

ピアノはイケるかと思っていたら、また本人の気ィがユルんで、先月の発表会で大チョンボをやらかす。いや、アレはヒドかった。先生のご叱責もコタえた。自分が悪いんだけどね。でもまだ、これから具体的にどうしたらいいのかをめぐって、アタマグルグルの状態だよ。だから、モーニングページもやってるんだよ。


さて、発表会対策のひとつとして「とにかく、常日頃から『暗譜』を盤石にすべし」を掲げた。その暗譜強化の方策で、
●まず、左手だけ暗譜する。
●両手で暗譜で弾くとき、左手のドレミを歌いながら弾く。
というのがある。

▼はい、だから、バッハ:フランス組曲第6番サラバンド。

バッハはインベンションでもシンフォニアでも声部ごとの練習をある程度はやってたから、フランス組曲でもやれているつもりだったが、あらためて「左手、どこから責めても盤石か?」っていったらぜんぜんそうじゃなかった。

なので、左ばっかり数十回ほどシラミつぶしにネチネチ練習しまくって、あー、左手のみさらっていると、ちょうど合唱のパート練習みたいでけっこう懐かしい。まあ、百回ぐらいやるといちおう覚えられる。


でも、左手と同時に「歌う」のはかなりめんどくさい。とくに「ドレミを、ほんとの音程ではなく、そんなに抑揚なく歌う」というのは気色悪い。なじめない。

▼たとえば、サラバンド冒頭の左手。
これだったら「シ、ドーー|ソーシラソファミレミ|シーシードー|シードレミファソラファ」と歌うのだが、音程通りではなく一本調子でボソボソ歌うというのが慣れない。やる気が失せる。なので、つい歌わずにダラーッと弾いてしまって、あ、弾けるやん、暗譜できとるやん、よしっとかカン違いしてしまう。

かと言って、もともとの音程通りに歌おうとすると、1オクターブ上がったり下がったりこれも忙しくて気が散る。てめえはそれこそ音痴なんだから、音程はずして平気でいられるはずなのに、どういうわけかドレミで歌おうとすると「不必要な正しさ」が欲しくなって、しかもできなくてげんなりする。

YouTubeとか見てたら、音程関係なくすっげえ早口でドレミ言えるひととかおるけどね。やっぱり練習かねえ。

んで、いまちょっと思いついた!


これって「ささやき声」でつぶやくっていいんじゃねーの?
そうそう、声帯を使わず「ドレミ」をこそこそつぶやくだけにして、でもアタマでは「ドレミ」の音をイメージして、そいでもって両手で弾くのはどうだろう?

電子ピアノですぐやってみよう。

…………だ、ダメだ。歌うのがめちゃくそむずかしくて、弾くのが先になっちゃって、その音聞いてから、あ、つぎドだな、だから「ドー」って歌ってる。バカじゃん? おまいはっ!

まあね、左手の暗譜ができていると、これまでとは格段にちがって余裕があるのはたしかだけど、う~ん、同時に「左手ドレミを歌う」ところまでやるべきかどうか?

ちなみに「右手のドレミを歌いながら弾く」ってのは当たり前みたいにカンタンにできたわ。っちゅーことは、相当意識しないと「左手は、いつ圏外へ飛んでもおかしくない」んだね。や、やっぱし左手のドレミを歌えるようにしよう。

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