無職パラダイス|まずどうしてもやってみたいことは?

こないだラインひとつでパートを辞めて、はれ? いつだったのかもう忘れている。おう、忘れとるわ。マジでぜんぜんたいしたことじゃねーんだ、すいません。

辞めることができてせいせいしているけど、はれ? なんかけっこう忙しいような、いろいろあるような感じで、そんなにのんびりしていない。

この「追い立てられるような焦燥感」の原因は、じつは「ババアだから」である。

あのさあぁぁぁ、もうさあぁぁぁ、老い先みじかいんだよねっ!!!

身体中ガタがきて、めちゃくそ痛い。1年ぐらい前からかな、足とかすごくよく攣る。このごろは手も攣るから、ピアノも難儀するし、箸持てないときもよくある。しゃーないからスプーンとかで食ってるけど。


全身の関節が痛いな。また整形外科行こうかな。めまい、微熱も相変わらずだし。あのう、こんなに悪いところだらけだと、ふつうに動けるのってあとどのぐらいだろう?とやや滅入ってくる。

だから、いまやっと「無職でぶらぶら」が手に入ったものの、うっかり余裕こいてるとたちまち要支援だの要介護だのがやってきそうで、あまりのんびりしていられない。

じゃあ、身体がなんとかなるうちにいっちゃんやりたいことってなんだべ?

そりゃあ、バッハだよね!

バッハの何弾きたい?

んーと、パルティータ!!


わ、びっくり。平均律じゃねーんだ。わわ、自分でも仰天した。ずっと平均律めざしているつもりだったけど、そっかー、私は舞曲が好きだから、舞曲を組曲にしている「パルティータ」がいいんだなって、いま気がついた。

昨日は2週間ぶりのピアノレッスンだった。めまいがあるのでクルマはやめておく。ひさしぶりに電車を乗り継いで先生宅へ。

さて、「私のパラダイス」を実現するためには、いつかどこかで「バッハだけ弾かせてください」という体制にもっていかないとね。

2年前に開始したレッスンでは、「ハノン+ツェルニー+バッハ+ソナタ(ソナチネ)」という課題だった。まあね、すいません、その当時は「音大行きたいです」なんてはじめたから、そういう課題なんだろうなあと思っていたが、音大行くのは撤回したのでね。


なんで音大進学をやめたのか?というと、その目的が「だれかから『すごい』と言われたい、思われたい」ってので、べつに「音楽を学びたい」という理由のみではないと気がついたからだ。

そんなしょーもない見栄を張りたくて音大行きをくわだてたなんて、まあもう生き恥をさらしてるようなもんだが、いまはさすがに「他人に認められたい」という動機でゴソゴソすることはなくなった。

で、いま現在は「好きか?キラいか?」だけで判断している。

そしたら「パートは大キラい」だったので、辞めることにした。そもそも「働くことが大キラい」で、そんなにイヤなことを自分にムリ強いするのは、自分をいじめて傷つけることになるから、もう働かないと決めた。一年後、年金を繰上げ受給する予定だ。


それでいくと、ええと、ソナタって好きだっけ?という問題に行きついた。

ここしばらくモーツァルトのソナタをやっているけど、う、好きかなあ?

いやあ、べつに、ね。ふつうだよね。ほんま自分に正直になれば、そう、モーツァルトやハイドンは「ふつう」である。もう「ふつう」なのは、べつにいいかなあ?

なので結局、「私のパラダイス」は「ハノン+ツェルニー+バッハ+バッハ」じゃん!と判明した。ハノンとツェルニーは、奏法をきちんと学ぶために欠かせない。でも、すいません、ソナタはいらんわ。ベートーベンもいらねえ。ショパンもっといらん。


ソナタやめて「バッハ+バッハ」とか「バッハ+バッハ+バッハ」だったら、チビりそうになるほどうれしいわっ!
「なに言うてもよろしい」ってんだったら、しばらくとうぶんバッハの舞曲だけ進めるだけ進めたら、即パラダイス到来じゃん!

問題は、それをいつどんなふうに先生におねがいするか?である。悩ましい。

昨日のレッスンで、▼モーツァルト:ソナタK332 へ長調第1楽章は、かろうじて合格になった。

この第1楽章ね、1月中旬から弾いとりましてな。いくらなんでも3ヵ月もマルにならないってヒドすぎる。だから、この2週間この曲を優先的に1時間半~2時間練習しとって、まあ、それでなんとかなるかと思っていたけど、そうはかばかしくなかった。かなりオマケの合格だった。



▼さらに、第2楽章も課題になっていたが、こちらは当然不合格。

だから、この第2楽章はまだまだこれからも練習しないとねえ。べつにキラいじゃなくて、「ちょっと好き」なんだけど、まあちょっとだねえ。

自分って好き嫌い多いなあと思いつつ、でも、レッスンはとても楽しかった。モーツァルトの緩徐楽章をどのように弾くのか?という解説やお手本演奏は、それはそれでおもしろいわけで、そのおもしろさってのは、好き嫌いとは別モンで興味深いのである。

ってことは、「解説は聞きたいけど、ウチで練習するのはイヤ」という現象だな。


はれ? 前にも似たような現象があったな。
そうそう、「カウンセリングの講義は聞きたいけど、自分がカウンセラーやるのはイヤ」ってヤツだったな。

ああそうか、わかった。
私の「ちょっと好き」レベルのヤツは、「解説だけでもういいや」になるんだねえ。

そこから先には進みたくないんだ。めんどくさくて。練習ってかなり「努力」しないとできないんだ。じゃあ、そのぐらいの関心事はべつにやらなくていいな。

もう残り少ないんだし、あちこちガタが来てるんだし、そもそも興味の幅が極端に狭い人間なんだから、いずれバッハに特化して勉強できるように方向転換するべきだな。

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