ぷー太郎になってからいっちゃんうれしかった日

パートをやめてぷーになり、たぶん4週間ぐらいたつかね?

そのあいだに、ようやくツェルニーに目覚めた。
すいません、つまりそれ以前はツェルニーをたいして練習していなかった。

▼はじめて熱心にさらったツェルニー40番の8番
これね、1曲で4ページもあるんだわさ。ツェルニー30番はほとんど2ページなのに、40番は長いのが混じる。


けれども、「ツェルニーをみっちり練習すると、ほかの曲も自動的にマシに弾けるようになる」という大発見があった。

〔ツェルニーをねちねちやってみてまざまざと実感したこと〕

1.バッハのタカタカをおもくそ練習しても → バッハはヘタクソのまま、かつ、ツェルニーもヘタクソ (→これを2年もやっていた)

2.しかし、ツェルニーをおもくそ練習すると → ツェルニーはちゃんとマシになる、かつ、バッハまでマシになる! さらにモーツァルトの装飾音やトリルもマシになる!

3.ツェルニーをやると → 指がものすげえ独立する(ような気がする)。拍子感がよくなる(ような気がする)。速く弾く弾きかたが定着する(ような気がする)。

4.曲の部分練習<<<<<<<<<<ツェルニー


いやあ、ツェルニーって効果ありすぎ。なので、ここ一週間は毎日1時間半~2時間ツェルニーやってた。でもテンポは最高♩102で頭打ち。それ以上は速くできないので、70~102のあいだでちまちまタカタカ練習した。

さて、今日はレッスン。

さいしょハノンを弾いていても、つぎのツェルニーが気になって落ち着かない。そしたら、ロ短調のスケール・アルペジオは不合格だった。

気を取り直して、ツェルニー40番の8番、よし、テンポ♩100でいこう。そら行け! 走れ!
まあもう、あちこち傷だらけなのだが、そのままの速さで最後まで突っ走る。ぜいぜい、はあはあ。


弾き終わったら、先生が笑い出した。そして「ずいぶん難はありますが、でもよくチャレンジしましたね」と言われた。

チャレンジかー、そっかー。
たしかに、こんなに速くピアノを弾いたのって生まれてはじめて。

前回のご指導に加えて、今日もまた、速く弾く場合の弾きかたをいくつか教えていただく。

しみじみ思ったんだけど、「ゆっくり弾く」のと「速く弾く」のとでは、弾きかたがまったく別物なんだよね。それ、これまでもある程度教わっているのに、ぜんぜんそんなふうに練習していなかった。

ツェルニーはもう一度弾いて、まあそれも大崩壊はしなかったので、とうとう合格になった。


▼バッハ:フランス組曲第6番ブーレ → ミスタッチ多すぎて不合格。あうっ!

ツェルニーもバッハも暗譜にしたけど、バッハの暗譜はいまにも飛びそうで怖い。あまり落ち着いて音を聞けないせいか、だんだん速くなってしまった。

すると先生「テンポは必ず一定に保ちましょう。これまで速くなることはなかったですよね。でも、指が解き放たれたみたいで、ちょっと興味深かったです」とおっしゃる。

「解き放たれた」とは、それこそ感慨深い。


私は、これまでずっと「自分には速く弾けない」と思い込んでいた。ところが、そう思うことをまず止めたのだ。

ごくすなおに「いや、速く弾きたい」と思ったのだ。速く弾くことってたぶんいつかできると、根拠もなく思ったのがはじまりだった。

なので、まさに「速く弾けないという思い」から「解き放たれた」ということになる。

そういえば、先生は「よく練習しましたね」とはひと言もおっしゃっていない。

必要なことって「練習」じゃないかもしれない。

「あこがれ」がきっと手に入ると、まず信じることなんだ。
「あれをめざす」と照準を定めることなんだ。

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